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40年後の修学旅行 [育児]

娘の受験で京都に行って来たわけですが。

ワタシとしては2度目の京都です。
1回目はもう40年も前。中学生の時の修学旅行です。
その後社会人になってからあちこち出張で出かけましたが、京都は来たことがありません。
娘が試験を受けている間、暇なもんですから、とりあえずは近くの観光地である京都御所に行ってみました。

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40年前はどうだったろう?
御所はおそらく観てないような…。
そう、多分初めての参観でしょう。

待ち時間のほとんど、3〜4時間をかけてゆっくりじっくりぶらぶらと観てまわりました。
何かね、もう、すごい楽しかったです。
いや違うな。気持ち良かった、心地良かった、というべきか。

京都とはいえ真冬ですから寒いことは寒いです。
でも雪もないし陽の光は明るくて充分暖かい。
そんな中で、何百年も前の建築物を時間や他人を気にすることなく自分のペースで観て歩くというのは、受験中の娘には申し訳ありませんが、とっても気分が良かったです。

昔から理系だったワタシ。
もっと歴史も勉強しとけば良かったな〜と改めて思いました。
今考えると、歴史って教科書の中のフィクションみたいな感じでみてたような気がします。
でもこうやって実際の歴史上の地に立って実物(復元されたものであっても)を目の当たりにすると、何だか心にスッと入って来るというか。
歴史って本当にあったことなんだ〜というか(笑)。


試験が終わり娘を迎えに行き、その日はもう1泊。
次の日はそのまま朝から帰路につく予定でしたが、せっかくなので娘を誘ってみました。
元々平安時代好きな娘なので食いつく食いつく(笑)。
帰りの新幹線を3時間ほど遅らせて、2日連チャンの京都御所となりました。

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ほとんど朝一番で入館(入門)してみると、ちょうど近くにいた人を10名ほど集めて説明している宮内庁の方がいらっしゃいました。
またこの方、とっても面白い方で、いろんな裏話をおもしろおかしく聴かせてくれました。

「昔のガラスは質が悪く表面がボコボコしていますが、中には綺麗なガラスがはまっているところもあります。そこは私たちが失敗して割ったところです」

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それからこんなことも。

「たまに天皇陛下をお迎えすることがあります。もうこんな間近で」
「お入りになられる時は『ただいま戻りました』と」

そうなんだ〜。
やっぱり御所に来る時は「帰る」ってことなんだ。
そう改めて思いました。

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日本の政治や経済の中心は東京、ということに異論を唱える人はいないと思います。
ですが、京都にあった都を、東京に遷都するという公式な記録はどこにもない、という話があります。
通常遷都する場合は、天皇の詔(みことのり)や政府の布告などがあるはずなのですが。

東京にあるのは「皇居」。
天皇がたまたま居るだけ、であって天皇の住まい「御所」ではない。
つまり「今も京都が日本の首都」である、と。

諸説いろいろありますが。
2日間ずっと京都御所を歩いていて、もうこれは京都が首都でいいんじゃね?
そんな気がしてきました。

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中学生の頃もっと歴史に興味を持っていたなら…。
修学旅行の史跡めぐりも有意義なものになったんだろうなぁ。
40年後にしてようやく歴史の面白さに気づいた、今更なワタシでした。


タグ:受験 御所 京都
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