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愛車遍歴4 [車]

さて次の愛車です。
がそこに至るまでの紆余曲折をもう少し。

少しやんちゃなミラージュ2ターボに乗ってたワタシでしたが、一年半くらい経った頃は、都内で車を持つことが結構負担になっていました。
当時、会社の寮に入っていたワタシ。寮の駐車場の料金は月々二千円くらいだったので、維持費用が負担というよりは、仕事が忙しくて車に乗る時間がないのに、乗らない車を維持していること自体が、心理的な負担だったような気がします。

夜遅くまで仕事をしてそのまま寮に帰ると後は寝るだけ。それも何かしゃくなので、まっすぐ帰らずガレージに直行。車でちょっと一回りしてから帰ったりするようになりました。当時500円で乗り放題だった首都高を何周もしたり、まだ未開発で砂利道だった第三台場に行ってみたり、これまたネズミの国が大規模工事中だった浦安行ったり。何だ工事中多いな(笑)。カップルの多いスポットを避けていたのがよくわかりますね。

そんな夜遊び型のワタシを心配したのか、ある先輩たちが休日にワタシを引っ張り出します。車だけでなくバイクも一緒のツーリングでした。だいたいいつも房総の山の中でしたね。河原でバーベキューや鍋をして食べたりして。そうして、それまで深夜ドライブが多かったワタシは、明るい太陽の光を浴びて走ることの楽しさを知ったのでした。

ツーリングには、ワタシが一番尊敬していた先輩も一緒でした。先輩が乗っていたのは三菱Jeepでした。このJeepの助手席に乗せてもらい、幌を外して自然の中を走り回ると、もう目からウロコ。車ってこんな楽しい遊び方があるんだ!って思いました。
影響されやすいワタシはイチコロでしたね。まだローンの残っていたミラージュ2ターボを売り、新たなローンを組み、次の愛車がやってきました。

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スズキ、ジムニーSJ30FK。赤。
早速アルミホイールにぶっといタイヤを履かせて。タイヤがはみ出すのでオーバーフェンダーもつけたし。車両が120万くらいだった上に、タイヤ一式で50万近かったんじゃなかったかな?(笑)。スペアタイヤをリアに担いでいるので、タイヤ5本セットですからね。
それにしてもジムニー高い!車両価格だけで、排気量2.5倍のターボ車(前車)より高かった。軽自動車なのに。

そのくせ、なにゆえこの車なのか?
まず幌タイプ。さらにハーフメタルドアってヤツで、ドアの上半分も幌なんです。ドア上半分も取り外すと、胸から上がフルオープンになりました。先輩のJeepのように。(Jeepはドア全体が幌でそっくり取り外せたので足元もスカスカでした)
そしてもう一つJeepと同じところ。幌型ジムニーはフロントガラスがたためるのです。こうなるともうジェットコースターで道路を走るようなものです。公道でやると法的にはムニャムニャ…だったり、時速50kmを超えると、息ができなかったり、目を開けてられなかったりしますが(汗)。

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画像はお借りしました


さらには軽自動車で自動車税が安い。そして何より、宇宙刑事ギャバンの一条寺烈が乗ってた!(爆)。
どうでもいいことだけど、一条寺烈のジムニーには白ナンバーがついてたのでSJ40だと言われていました。けど、あれはどう見ても軽のSJ30に白ナンバーをつけたようにしか見えなかったな。

当時はまだ軽自動車の排気量が550ccだった頃です。2サイクルエンジンで、排気音をパンパン言わせて走るミニジープ。楽しかったな~。ホント楽しかった。汚れたままでも気にならず、手軽で気兼ねなく乗れた車でした。
相変わらず仕事は忙しかったけど、たまの休みに思いっきりストレスを解消できました。
幌は折りたたみ式ではなく取り外し式なので、簡単ではありませんが、そもそも天気が許せばほとんど幌は取り外したままで乗ってました。一度、幌を付け忘れたまま一晩停めておいたら、夜中に雨が降って車内が水浸しになったこともありました。
それでも、シートはビニールだし全然平気。フロアには水抜きのゴム栓があって、栓を抜いたら、まるで風呂水を抜くようにゴボゴボと水が抜けたのは笑えました。

時期的にはちょうど、勤務先が工場から本社勤務にに移り、寮から徒歩で通えるようになっていました。東京都内に住んでいるとほとんどが公共交通機関での移動で事足ります。ただの移動手段としての車だと、何のために所有しているのかわからなくなるんですよね。
そういう意味では、ジムニーは別物でした。公共交通機関で行けないところに行けましたし、何しろフルオープンの楽しさは他の交通機関では味わえないものでした。

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この赤い小さな車で、いろんなところに行きました。
房総の林道はもちろん。遠出になると、富士山のふもとであった4×4(フォーバイフォー)フェスティバルにも行きました。さらにもっと遠出になると、鈴鹿サーキットにF1を観に行きましたね、ジムニーで(笑)。中央自動車道を使っても休憩含めると7~8時間はかかりました。
かなり遠くて大変だったはずなのに、つらかった思い出はまったくありません。帰りはさすがに眠かったですケド、途中名古屋の片側6車線道路にビックリしたのは忘れられない思い出です。

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この車でフルオープンの味を覚えてしまったんですね。あと、車は綺麗に磨き上げて眺めるものではなく、使い倒すもんだってことも覚えた。
太平洋側の冬なんかは、いつも晴れています。寒かろうが暑かろうが晴れていれば必ずフルオープンでした。ホント楽しかったです。維持費もかからず、所有する苦労を一切感じなかった車でした。


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