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愛車遍歴9 [車]

結婚して、あっという間にもう10年。ワタシは40歳になっていました。

Audi 80に乗っていたワタシでしたが、その頃の市内でAudiと言えば、ワタシの他には建設会社の社長がA8に乗っているくらいでした。何このマーク、何て車?どこの会社?えーっ外車なのスゴイネって、田舎ではそれくらいの認知度でしたね。

そんな頃、たまたま…Audi 80の車検とかだったのかな?カミサンと販売店に行った時のこと。ある展示車に目が止まりました。
深緑の二代目A6 Avant 2.4 FF(C5)でした。店内の照明を映した艶やかなその濃い緑の色合いに、ワタシもカミサンも引き付けられました。いわゆる一目惚れってヤツです。
夫婦して思わず見入って「いーなぁこれ」って言ってたら、担当の人が言うには。

もうじきこのA6に3.0 quattroが国内販売になる。
この展示車は入れ替えるので、現車で良ければかなり安くできる。

まじか…。
どうするよカミサン。思わず顔を見合わせる二人(笑)。

ただね。一つだけ問題がありました。
この展示車、レザーシートまで緑なんです。それがまた結構明るい緑でしてね。ボディは深緑で渋いのに内装はアマガエル(笑)みたいなライトグリーン。
コレを乗りこなすにはかなりテンション上げてないと厳しいぞ、と。ジーンズにTシャツではとても恥ずかしくて乗れないぞ、と。カミサンとそういう結論に達して、泣く泣く諦めることにしました。
ボディカラーは超気に入ったし、装備なんかも全然充分、金額もオッケーなのに。問題はシートの色だけ、だったんですけどね。残念でした。
シートカバー、という手もないわけじゃないんですが、せっかくのレザーなんだからちょっと、ね。

…ということになったら、今度は担当の人がその気になっちゃって。価格は勉強するから今度発売のA6 3.0をどうか、という話になりました。
なんでA4に話が行かなかったのかというと、A4ってA6に比べると何か寸詰まりに見えて、イマイチ魅力を感じなかったんです。それに比べてA6のスタイリングは、とってものびやかで、流麗って言葉を具現化したかのような、とっても素敵な車でした。

そうなると今度はワタシがその気になっちゃって。
やっぱりAudiならquattroだよね!とか何とか(笑)。
ただ、二人があれだけ気に入ったボディカラーの深緑でしたが、新しいA6 Avant 3.0 quattroにはその色の設定がありませんでした。結局ボディカラーはドルフィングレーなるものに。何だか当初希望してた車からどんどん離れていきます。

それでも何度も何度も見積りと検討を繰り替えし、最終的には新しいA6で着地。自分でも、大丈夫?ホント大丈夫?みたいな感じでした。いやはやまったく、ワタシがA6クラスに乗るとは…。
金額はいくら勉強してくれたとはいえA6のquattroです。当時、基本給よりも残業代のほうが全然多かったワタシでしたが、それでもその頃の年収よりも高かったです。

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その時Audi 80に何か問題があったか、と言われると、どうだったかな?ドアロック不良やキーシリンダー、あとなんだろう?電気系に何か持病があったかもしれません。でも、今どうしても、って状況ではなかったと思うんですね。
まだまだ手放すどころか、充分気に入ってたんです。

その結果、Audi 80は下取りに出しませんでした。
カミサンが結婚前から乗ってた軽自動車を実家に戻して、今度はカミサンが乗ることにしました。
これで何と、Audi A6 Avant 3.0 quattro、Audi 80 2.0E、Honda S800と、ワタシ名義の車が3台体制となったわけです。Audiを2台持ちということで、近所ではちょっと奇異の目で見られていました。


今考えると、カミサンがよくウンと言ったな、と思います。それだけあの時に見た深緑のA6が魅力的だったのか…。あそこでA6に目がいかなければ、おそらく80を買い替える時には順当に、A4に、ということになったはず。それだけ二人ともあのA6に惚れちゃったんですね。

あとまぁ、一つ大きな理由に考えられるのが、チャイルドシートかな?
当時はちょうど第一子が生まれた後。2歳か3歳くらいだったと思います。使ってたチャイルドシートが乳幼児から使えるタイプだったこともあり、かなり大きく、かさばって困ってたんですね。A6なら余裕で載せられるな、っていう考えはありました。
カミサンが乗ってた軽自動車には、そのチャイルドシートは載せられませんでしたしね。

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折しも子供が通ってた保育所が閉所して保育園に移った頃になると、給食に慣れることができず、通園にとっても苦労してました。そんな停滞した空気に大きな風穴を開けてくれたのもA6 Avant 3.0 quattroでした。毎日送迎するために、ワタシは短時間勤務になり、ほとんど主夫状態となりました。

関連記事:
 2005/05/19 『ついに登園拒否か
 2006/01/20 『園庭が私を誘う


C5系と呼ばれるこのA6は、リアカメラ付きではありませんでした。センサーが付いてて音で知らせる機能だけでした。でもやっぱりリアカメラは欲しい。雑誌やネットを調べると、C5系用の後付けカメラを見つけました。早速購入して専門の工場で取り付けてもらいました。当時ディーラーではこういう改造はしてもらえなかったんですよね。
またそのキットのおかげでiPhoneを有線で接続できるようにもなり、一石二鳥でした。


ただ、初めてのquattroということで、いろいろとすったもんだはありました。乗り始めたばかりの時はしばらくモヤモヤガッカリしてたのですが、誤解が解けたら何のことはない。quattroに間違いはありませんでした。
その辺の顛末は当時のblog記事で三部作になっています。

関連記事:
 2005/03/24 『quattro ~クルマの気持ちがわからない編~
 2005/03/25 『quattro ~クルマが本音を話すとき編~
 2005/03/26 『quattro 最終章 ~クルマに叩きのめされる編~

上記記事でquattroの実力を思い知ったワタシは、A6をカミサンに譲り、自分では80に乗ることにしました。たださすがに30代女性がA6に乗ってると珍しいのか、カミサンは職場でいろいろと言われたらしいです。
それでも大雪の時などは、カミサンはquattroに乗っていると思えば、ワタシも安心できました。すでにその時からずっとquattroを信頼しています。雪国を走る車はすべてquattroになればいいのに、と思います(個人の感想です:笑)。

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Audi A6 Avant 3.0 quattro。ホントいい車でした。
中は広いし静かだし。V6エンジンはトルクが有り余るほどあって、高速道路を巡航速度で走る時は静々と緩々と粛々と走る車でした。それでいてつまらないかと言えばそんなこともなく。がっしりどっしりして安心できて長距離走ってもまったく疲れない。

ただ一つだけ最後まで気になったことがあります。
リアが重いわりにサスが妙に柔らかい感じで、うねったコーナーとかだとユサユサと変な揺れ方をすることがありました。路面が滑るような状況では、ドキッとすることも多くあり、この変な揺れはいつまでたっても慣れませんでしたね。
そのため、うっかりしていて、雪の壁にコンニチワしたこともありました。

関連記事:
 2006/02/10 『わかっちゃいたけど


でも、昔覚えたように、車は使い倒してこそ。いかにAudiとも容赦はしません。
夏はラゲッジルームでスイカを切ったり(笑)。
日頃、農作業の足としても、田んぼや畑に、大活躍しましたね。

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ワタシもカミサンも、A6はもうこのまま乗りつぶすだろうと思っていました。もう買い替える理由も(お金も)なかったからです。80を買い替えることはあるにしても、A6にこれ以上何を望む?と思っていました。そう、しばらくは…(汗)。

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