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お茶壷道中 [今を生きる]

江戸時代、徳川将軍家に献上する宇治茶を運ぶ行列を「お茶壷道中」と呼びます。
かなり格の高い行列らしく、大名ですら馬を下りて道を譲るほどだったらしいです。
お茶壷の行列が通る前は、付近住民にはたとえ農作業の繁忙期でも道路や道路脇の整備が強制されていたり。
行列が通る際には農作業を止めて道端に伏して行列を見送らないといけません。
たかがお茶っ葉にです。
まぁそれだけ将軍家の権威の高さを見せつけたかったのでしょう。

「茶壷に追われてどっぴんしゃん
 ぬけたらどんどこしょ」

童謡「ずいずいずっころばし」には、お茶壷の行列から逃げて家に隠れる様子、そして行列が去ってホッとする気持ちが、ユーモラスに歌われていますね。


そんなお茶壷道中ですが、今もイベントとして行われています。
中山道が通る宿場町、木曽の奈良井宿。
そして、気温の高い夏の間に茶壷を保管していたと云われのある、都留市谷村です。
奈良井宿のお茶壷道中は初夏。都留市のお茶壷道中は秋にあります。
先日と言うか、もう1か月も前になりましたが、奈良井宿のお茶壷道中を観に行ってきました。

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元々奈良井宿は、昔の宿場街道沿いの町並みを色濃く残した、とっても趣のある町並みです。
奈良井宿は全長1kmほどあり日本最長の宿場町だそうです。

朝早くに家を出て奈良井宿まで5時間!
木曽の山々は奥深いです(笑)。

実は奈良井宿のお茶壷道中には去年も来てました。
が到着が遅れたこともあり残念ながら行列を見ることはできませんでした(汗)。
その時は近くの駐車場がいっぱいで会場まで結構歩いたんです。
今年は早めに着いたので近場の駐車場の隅に停めることができました。

IMG_5585.jpg

なぜかSLも駐車中。
(ワタシの車、駐車枠からはみだしてますが誘導員の指示ですので:笑)

肝心のお茶壷道中ですが、ずっと例の4Kカメラで撮っていたのでiPhoneに写真が残っていません(汗)。
とりあえず撮れてた写真を何枚かと、動画から静止画を何枚かキャプチャしてみました。

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観ていた場所だと、行列が一度目の前を通り過ぎてから、途中で折り返してもう一度前を通ります。
二度目の通過がしばらくかかるのと、ちょうど時間になるのでお昼を食べることにしました。

IMG_5589.JPG

木曽と言えばやっぱり蕎麦でしょう。
丸いのは五平餅です。

五平餅って初めて食べました。
秋田のきりたんぽみたいにもっと餅や団子っぽいのかと思っていましたが、どちらかと言うと焼きおにぎりに近い?
外パリパリ、中フカフカで、美味しかったです。

お蕎麦屋さんは二階席だったので、折り返しのお茶壷道中は上から見下ろすことになりました。
世が世なら問答無用で切り捨てられるね~と笑いながらの観覧でした。



さて同行した息子くん。
夜には寮に戻らないといけません。
順調にいっても帰り着く頃には日が暮れてしまいます。
晩ご飯は何とかなるにしてもお風呂の時間が取れなくなりそうなので、途中で軽く汗を流して帰ることにしました。

最近は高速道路に温泉施設付きのサービスエリアがあるんですね。
息子がお風呂に入っている間、ワタシはフードコートで一息。
ミルクにアイスクリームとオレンジジャムみたいのがのってる期間限定のやつを。

IMG_5592.JPG

その後無事、息子くんを寮に送り届け、自宅に帰ったところでお土産のおせんべいを食べます。
かなり悩んで清水の舞台から飛び降りるつもりで買った辛子みそせんべい~!

IMG_5594.jpg

食べてみると想像と違くて。
どちらかと言うと甘じょっぱい感じでとっても美味しかったです。
こんなことならもっとたくさん買ってくれば良かった(泣)。
来年は忘れずに買ってこよう!

五平餅といい、辛子みそといい。
期待を良い方に裏切られたプチ旅行でした。
10月末には今度は都留市でお茶壷道中があります。
こちらはまだ行ったことがありません。
スケジュールを何とかして是非行ってみたいですね。

関連記事:
 2019/09/03 『大名行列と夏休み


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