SSブログ

やってみせ [今を生きる]

先日息子の学校で面談がありました。
午前中は他の用事をたしたあと、午後の面談まで時間があったので、前々からずっと行ってみたいと思っていたところに行ってきました。

IMG_6590.JPG

山本五十六記念館

館内は撮影禁止だったので、展示物の写真はありません。
あしからず。

コロナ禍で平日の昼間だってのに、ポツポツと来場者がいました。
入れ替わり立ち替わりで、無人になることがない状況。
三密にならないで、ちょうどいい環境でした。
それなりに人気があるのでしょうか。

それほど広くはない建物。
展示物の数も多くはありません。
そんな中でひときわ目立つ大物の展示物は、亡くなった際に搭乗していた一式陸攻の翼の一部や、機内で座っていた座席などがありました。
でも、ワタシが一番目を引いたのは、資料館入ってすぐに展示してあった、高野五十六(旧姓)が中学生の時に兄に向けて出した直筆の書簡です。
この時代、当然毛筆なんですが、めっちゃ達筆!
とても子供の文字とは思えない。
流れるようでいて、しかし力のこもった、メリハリのある文字。
そしてその内容もまたすごい!
ち密な描写で、ユーモアもあり、文才を感じました。
聡明な人は文字もうまいんだなーと、ひとしきり感心して見入っていました。

後に大日本帝国海軍の元帥、海軍大将まで上り詰めるわけですが、大東亜戦争の開戦に最後まで強く反対した人としても知られています。
日独伊三国同盟にも反対してたんですよね。
それほど強く戦争に反対しながらも、戦争に向かっていかざるを得ない立場に置かれる五十六。
航空機の重要性を知りながらも、大艦巨砲に突き進む海軍を止められない五十六。
人間山本五十六の、苦悩がにじんだ様々な書簡や記録の実物を目の前にして、時代の残酷さと言うか、皮肉さといったようなものを感じました。
もしも違う時代だったなら、もっともっと活躍できただろうに、もっともっと素晴らしい日本になったろうに、と残念に思いました。
まぁ歴史に「もしも」はないんですが。

前からすごい人だと聞いてはいましたが、どういったすごい人だったのか、なぜすごい人と言われているのか、を垣間見ることができて、とても良かったです。
そして、そんなすごい人間が同県人なんだよなー、ということにも、改めて驚かされました。
同郷というほど地元ではないので、誇りに感じる、とまでは、おこがましくて言えませんけど。

あと、父親が56歳の時に生まれた子供だから五十六と名づけられた、ってのにも驚きましたね…。

海軍と言えばカレー。
ということで、お土産に買いました。

IMG_6616.jpg



山本五十六と言えば有名な言葉:
 やってみせ
 言って聞かせて
 させてみて
 褒めてやらねば
 人は動かじ

 話し合い
 耳を傾け
 承認し
 任せてやらねば
 人は育たず

 やっている
 姿を感謝で
 見守って
 信頼せねば
 人は育たず


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

人気ブログランキングへ