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年の瀬なので負の気を祓って新年を迎えたい [今を生きる]

全国ニュースを賑わせたのでご存知の方も多いと思います。
今月12月16日から18日にかけて、関越自動車道で起きた、大規模立ち往生ですが。
非常に身近な場所でもあり、普段の自分の生活に関わったりしたので、いくつか思ったことを残しておきたいと思います。

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まず。
直接の原因として、雪道対策が不充分の大型車が渋滞の始まりだった、という報道もありました。
本当かどうかは確認も取れないのですが、そうだとしたらとんでもない話で。
ここのところ2年ほどは少雪が続いていたため、油断があったのでしょうか。
いや、ぶっちゃけこの雪国に住むワタシたちでさえ、かなりな部分、油断していたところもありました。
昔なら、一晩で1m以上積もることだって、1シーズンに何度かある年もありました。

「いやー降ったねー」

って、翌朝にみんなで苦笑いして終わる程度のことだったんです。
それでもそれが当たり前で、どこにも誰にも文句を言うでもなく、黙って黙々と雪掘りをする。それが雪国の人間なのです。良くも悪くも。
ところが交通網が発達して、豪雪地帯の雪を知らない人たちが多く入ってくる。雪の怖さを知らない、あるいは、なめてる人たちが。

今日中に東京に帰らないといけない仕事があると言って、乗ってきた車を放置して徒歩で脱出して電車で帰った人がいたそうです。自分が放置した車両を処理するために、他の車の救助が遅れることはまったく想像しない。自分のことしか考えてない人があまりに多すぎます。

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以前、山岳救助隊の人に聞いたことがあります。
山で遭難した人を救助した際に、救助が遅い、とすごい剣幕で怒られたと。
救助されるのが当たり前だと思ってるんですね。生きているうちに助けてもらってありがたい、という感謝の気持ちはこれっぽっちもないんです。
リスクのある場所に行くのに、最低限の準備をするのは自分の責任なんですがね。

この後、国土交通省とNEXCO東日本が見解を出しました。

「今後は躊躇なく通行止めにする」


以前、南魚沼市を通る在来線、上越線でも立ち往生がありました。
乗客を救助するのに時間がかかり、そのことであちこちから攻撃を受けました。それ以来、上越線は少しの降雪でも運転見合わせにするようになりました。日本一雪深い地域の路線が、最も雪に弱い路線になってしまいました。

そして今後、同じことが関越自動車道でも起きることになります。

自分のことを棚に上げて、声高く騒ぐ一握りの利用者。そういう人に限って、実はたまにしか利用しなかったりします。まあ、普段使わないから適当なことを言える、とも言えますが。
結局、一握りの我儘な客のために、その他大勢の、常に利用している一般の人々が不利益を被ることになります。


またマスコミの報道についても一言。
今回、関越自動車道の絵を撮るために、多くの取材車が一般道に路駐していました。ただでさえ積雪で道幅が狭くなっているところに、当たり前のような顔で車を止めてます。
報道の自由、ってやつですか?報道のためなら何をしても自由、ってことですか?
違いますよね。これはもう、報道という名の暴力ですよね。

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この朝、在来線は運転見合わせ。息子を最寄りの新幹線の駅まで送り、新幹線通学となりました。
時間にはかなり余裕を持って出発したので、ワタシたちは問題ありませんでしたが、この写真の道路は3桁とはいえ、れっきとした国道で、後30分もすれば通勤通学でかなりの通行がある場所です。その片側車線を占拠しているのですから、おそらく大変なことになっていたでしょう。
ご丁寧にも、橋の手前と奥に車を停めて、完全に封鎖状態です。

そこに暮らす人たちのことにはお構いなし。衝撃的な絵が撮れれば何でもやる、そんな人たちなんですね。
そもそも、報道陣の目の色が違ってましたもん。同じ人間とは思えない、近寄りがたい、気持ち悪さを感じました。

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最後にもう一つ。

今回、結局3日間にわたって立ち往生が発生したわけです。それで思いました。
政府は2030年までに、すべての販売車を電気自動車にするそうですよね。もし今回の立ち往生した車が、みんな電気自動車だったらどうだったでしょう。3日間、吹雪の中、電気自動車に閉じ込められたら。生き残った人が何人だったか、そういったレベルの話になりはしないでしょうか。
そもそも国会議員なんて、雪国どころか都会でさえ運転することはないでしょう。車さえ持たない人も多いかもしれません。重量税とか訳のわからない法外な税金を払わされたり、いつか無料にしますと約束した高速道路の料金をいつまでも払わされたり、ガソリン税に消費税という税金を二重に払わされたり、そんなことは別にどうでもいいんですもんね。ハイブリッド車が何人を轢き殺そうが、電気自動車が毎冬何人も凍死者を出そうが、国会議員様にとってはどうでもいいってことです。利権にしか興味ない人たちですもの。


と、まあ。ワタシが年の瀬にこんなblogで毒を吐いたところで何にも変わりはしないのですが、いろいろと大変だった一年の締め括りとして書き殴ってみました。でも、なんだかんだ言っても、あらゆる人を受け入れるのがこのblogですからね(笑)。ま、言ってみただけ、です。来年はもっと心穏やかに楽しく幸せな一年になることを願って、2020年最後の記事にしたいと思います。

それでは皆さま良いお年を。


タグ:愚痴 大雪
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