SSブログ

それを出すならあれを出せ [車]

カミサンのA3(愛称サンスケ)が2回目の車検です。
早いもので、サンスケがうちに来てからもう5年も経つんですね。

関連記事:
 2016/02/05 『メーターの照明
 2016/02/28 『あの娘と比べないでよっ

車庫のシャッターとコンニチワして大がかりな修理をした他は、とりたてて大きな問題もなく、ここまできています。

関連記事:
 2018/01/14 『年始早々手痛い出費1

あ、ETCのエラーが出て、2回ほどETCユニットを交換しましたね。
それくらいです。あとはホント、何もなし。
…そういやコイツ(言い方!)のアンダーカバーはなんともないぞ?
どゆこと?
ま、不愉快なことは忘れて(笑)。
話はA3の車検です。

例によって代車が来ておりまして。
今回の代車は、Audi Q5 40 TDI quattro。現行Q5のディーゼルです。
ワタシのQ5と合わせ、Q5の2台持ち(違うし)となりました。

IMG_6867.jpg

そう言えば、このタイプ。
以前ワタシのQ5の修理の際にも試乗したこともありましたね。
個体は違いますが。

関連記事:
 2019/03/11 『はいまた妄想のお時間です

ほんの数時間乗っただけでしたけど、結構いい感触だったのを憶えています。
で、今回来た代車。これがまた、なんと。
走行距離700km!(汗)のピッカピカの新車ぬぁんです。

IMG_6869.jpg

何なのもう?
また桁を上げて返しちゃうよ?

関連記事:
 2015/06/24 『楽しい代車生活

こうなるともう試されているとしか思えない。←考えすぎ
いやマジ、これほど大雪の時でなければ、簡単に桁は上がったでしょう。
今回は残念ですが、走行距離については許してあげよう。
ただ、せっかくなので、乗ってて感じた初期型との違いをまとめてみようと思います。



まず違いを感じたのが、車高が高い気がすること。
ワタシのQ5から乗り換えると、ちょっと車高が高いんです。
乗りなれてる自分のQ5のつもりで乗り込むと、よっこいしょって感じで。
ん?って思って諸元を調べたら、ワタシの初代Q5の全高1,660mmに対して、現行Q5は1,665mmでした。その差、たった5mm。
そんな微妙な差がわかるもんだろうか?実はもっと差があったりして。

考えられる原因:
 ① ワタシのQ5はサスが抜けて車高が落ちた
 ② 代車のQ5はインチアップ&大径タイヤを履いてる
 ③ 代車のQ5は実はリフトアップ車だった

あー。
まともな原因が一つも思いつかない。
いや、サスの抜けは一番考えられるかもね。
ま、いいけど(いいのか)。



あと思ったのが、ステアリングの戻り。
前出の記事でも書いてありましたが、ステアリングを切った後の戻りが弱い。
厳密に言うと、センターから半回転以内くらいの復元力が特に弱い感じを受けます。
自分のQ5のつもりだと、交差点を曲がった後、反対車線側に切れ込み過ぎて、慌ててステアリングを戻す、という場面が多くありました。
今回の代車でも同じ感覚なので、これはもう個体差とかではなく、現行Q5は元々こういうものなんでしょう。
前記事で書いたようにトルクベクタリングが原因なのか。もしかすると、車線逸脱防止などの運転支援機能に関係するものが、操舵反力の不自然さを生んでいるのかもしれません。
ま、慣れればいいって話ではありますが。



あと、トランスミッションについても。
元々初期型Q5は、先進的なSトロニック、いわゆるDSG(ツインクラッチトランスミッション)を当初から搭載していました。しかし当時、あまりにSトロニックの評判(品質?)が悪かったため、マイナーチェンジで通常のトルコンATであるティプトロニックに変更されました。
ワタシのQ5はそのマイチェン後の後期型、ティプトロニックのタイプです。

その後、Sトロニックも進化してきて、さまざまな車種に搭載されるようになってきました。カミサンのA3もSトロニックです。
今回の代車は先月登録されたばかり。言ってみれば最新式Sトロニックなので、カミサンの5年前のSトロニックと比べてどれくらい進歩したのか、興味津々ではありました。

乗り比べてみると、基本的にそれほど大きくは変わっていないですね。バックで段差を乗り越える時にトルクが抜ける感じや、惰性や疑似クリープなどの微速前進からグイッと通常の加速に移る時に感じるもたつき感。そういった苦手なシチュエーションは最新のSトロニックでも同じように感じました。
ただし、通常のシフトはめっちゃ速くてスムーズです。代車のQ5はディーゼルということもあるのか、低回転域のトルクを生かしてポンポンポーンとシフトアップしていって、ある意味小気味いいですね。
またトルクがダイレクトにタイヤに伝わる感覚で、あー乾式クラッチだなーって思います。アクセルに加える踏力と、車の加減速感がリニアなんですよね。マニュアル車の楽しさを垣間見せてくれる自動変速機です。
カミサンのA3でも基本同じですが、代車のQ5のSトロニックのほうがより気持ちよさを感じます。

関連記事:
 2019/04/07 『愛車遍歴13

最近はまた、トルコンATが多段化で進化してきていて、DSGを駆逐する、とか言われているようですが、マニュアルトランスミッションが絶滅寸前のこの時代、乾式クラッチの感触はまだまだ残っていってほしいな、と思いますね。



それから(まだあるのかよ)。
アダプティブクルーズコントロールについて。
レーダーで前車との車間距離を保ちながら設定速度で走行する機能です。
これはQ5に限らずカミサンのA3でも同じものが付いていて、いまさら珍しいものではありませんが、文句が一つあります。

20210120.jpg
(画像はお借りしました)


レーダーに着雪とかがあると、使えなくなるんです。
いやまあそれはしょうがないと言えばしょうがないんですが。
アダプティブクルーズコントロール機能自体が、そっくり使えなくなってしまうんです。
ワタシのQ5は単純なクルーズコントロールしか付いていませんが、一般道でさえクルコンを普段使いしているワタシとしては、車間距離は保たなくてもいいから、単機能クルコンとしてだけでも動作してほしいんですよね。

ハイビームアシストなんかもそう。
雪が付くとすぐに使えなくなります。

そもそも雪国ってのは毎年毎年1年の3分の1から4分の1は雪が降るんですよ。
雪が降るたんびに使えなくなる、そんな仕様でいいんですか?ホントにそんなことでいいと思っているんですか?って設計者を問い詰めてみたい。
最近の車は、各種カメラやレーダーなどいろいろなセンサーが付いていますが、雨が降ったらとか、雪が降ったらとか、技術者はもっと深く考えてほしいと思います。単純に、エラーを出せばいいやとか、機能をそっくり止めればいいやというのは、単なる思考停止と同じですよ。

取りあえず仕様を満たしてさえいればいい、そんなふうに思っているなら、開発者も設計者もやめちまえ!って、ワタシが上司なら叫ぶでしょうね。仕様よりも上を目指さないと。より早く、より正確に、より使いやすく。そしてさらには、より安く。そういう努力が設計者のこだわりだし、ものづくりの醍醐味なんだと思います。
いかんいかん、歳を取ると説教っぽくなってしまって困ります。
でもそういった設計者の熱意を、消費者は案外敏感に感じとるものですよ。



まあ、借りた車に文句言ってもしょうがないので、これくらいにしておきます。せっかく新車を貸してくれたのにね。
ディーラーに言わせると、買ってから文句言え!って感じでしょう、きっと。
でもね、今のQ5ってね、750マンエンもするのよ、奥さん。
その昔乗ってたA6 avant 3.0 quattro(C5型)に匹敵するくらいの価格帯っすよ。Q5ごときが(言い方!)。

関連記事:
 2019/03/09 『愛車遍歴9

さすがにもう買えないっすよ。
だからね。今後ワタシは、口は出すけど金は出さなーい(笑)。


nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

人気ブログランキングへ