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戦闘機が戦車を連れてきた話 [思ひ出ぽろぽろ]

前回、プラモデルのコンクールで賞をもらった記事を書きました。

関連記事:
 2022/06/11 『戦闘機がF1を連れてきた話

実は、もう一つ賞をもらったことがありまして。
今度は学校の近くのおもちゃ屋さんではなく、電車で1時間ほど離れた、県で2番目に大きな市。当時のワタシ、田舎の高校生にしてみれば超絶大都会!にあるおもちゃ屋さん(今も現存)でのお話です。

このおもちゃ屋さんは県内でも有名なお店で、結構マニアの方も出入りしているようなところでした。なので品ぞろえも豊富で、海外メーカーのモデルなども置いていたんですね。たまにはそんな珍しいモデルも作ってみたいと思い、物色しに行ったわけです。

その店でたまたま、ある張り紙を見つけました。それは県主催のプラモデルコンテスト開催のお知らせでした。ちょうど例の日模賞をいただいて鼻高々だったワタシ。その場で参加を決めました。
ただ、なんせ電車で1時間もかかる片田舎です。前回のように、あまり大型のモデルでは運ぶのに無理があるので、ある程度持ち運びに支障のない大きさのものにしようと思いました。

su-27.jpg
Revell 1/27 Su-27 SM Flanker
(画像はお借りしました)


レベル社はドイツのメーカーですが、ハセガワが輸入代理店となっています。ワタシ的には、たぶん初めての海外キットでした。

Su-27と言えば、最近ではウクライナ空軍のデジタル迷彩が有名ですが、当時はそんな迷彩はありませんので、ロシア空軍の通常の迷彩塗装でした。サイズがサイズなので、単純にマスキングして普通に塗り分けても良かったのですけど、前々からやってみたかった、ぼかし塗装にチャレンジしました。
とは言え、当時はエアブラシなんてもんは超高級品。一介の田舎高校生が買えるような代物ではありません。それでどうしたのかというと…。

少しばかり浮かせたマスキングの上から、塗料をつけた歯ブラシをしごいて、なんちゃってぼかし迷彩にしたんです。ほとんどが周りに飛び散って、大変なことになりました。しかしこれが思いのほか良い出来で、出展する時におもちゃ屋さんに見せたら、エアブラシじゃないの?って、ビックリしていました。
結構イイ線行くかも?なんて思っていましたが、結果はこのとおり。

IMG_8289.JPG

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残念ながら「地区予選大会入賞」止まりと相成りました。まあ今となって考えると、所詮なんちゃってぼかし塗装です。それくらいがせいぜいだったのでしょうね。
それでも、この時も副賞が付きました。

issikihou.jpg
『タミヤ 1/35 日本陸軍一式砲戦車』
(画像はお借りしました)


上の画像は歩兵6体付きですが、当時のキットは車両のみだった気がします。それにしても、さすがは我らがタミヤ製。ディティールも細かく、エッジもシャープで、今思い出しても素晴らしいキットでした。ミリタリー好きなワタシは、さっそく徹夜して作ったものでした。

迷彩は筆塗りでしたけど、半世紀前の当時としてはまだまだ珍しかった、ウェザリングにチャレンジしてみました。オイルのにじみ、泥汚れ、サビなど、細かく表現して、これがまた素晴らしい出来(自画自賛)。たぶんこの一式砲戦車がワタシの最後の模型作品。それも、かなり満足のいく仕上がりだった作品でした。今度コンクールがあったらコレを出してみよう!なんて目論んでいましたが、じきに忘れて、それっきりになってしまいました。

これら作品群は、その15年後には、自宅の建て替えのどさくさで、たぶん捨ててしまったと思います。今思えば、もったいなかったなー。いやでも、もしかすると、家のどこかに眠っているかもしれませんが。
(探す気、まるでなしw)


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