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雪はワイパーで掃っても溜まるだけ [車]

「自動車の開発者ってぇのはバカばかりでしてね」
「ユーザーが文句を言わなきゃ何にもしない」
(超意訳w)

昨年の7月16日にお亡くなりになった、モータージャーナリストの三本和彦さん。
ワタシがその昔、東京で一人暮らしをしてた時には、三本さんの「新車情報」(神奈川テレビ)は欠かさず見てました。
実家に帰ってきた時、こちらでは「新車情報」が流れてないのを知って、かなりガッカリしましたね。

どんな大企業のどんな偉い人だろうが、正しいと思ったことは遠慮なくガンガンぶつける三本さん。
番組では新型車両の開発者を前に、けちょんけちょんにダメ出しをする。
でも今で言う単なるクレーマーなどとは違い、視聴者のみならず開発者自身が納得する理由がきちんとついてくる。
だから、三本さんが文句を言ったことで、メーカーの姿勢が変わったり、車の仕様が変わったりしたことが何度もあった。
正真正銘メーカーに忖度しない、唯一無二のモータージャーナリストでした。
カッコ良かったなー。

忖度しないのはユーザーに対しても。
忘れられない三本さんの言葉。

「カーブを1秒速く曲がるより家を5分早く出る努力をしなさい」

名づけて『カーブ1秒、家5分』理論。
今でも耳が痛いです。

そんな三本さんに敬意を表して、じゃないですけど。
ワタシもあきらめずに、思ってることを書いていきますよー。



ワタシが昔から言ってること。
「ワイパーを少しは進化させてほしい」

関連記事:
 2017/01/29 自動運転の前にぜひ
 2018/01/30 ワイパーにも雪国仕様を


Wikipediaによるとワイパーが発明されたのは1903年です。
120年前から構造的にはまったく進化していないワイパー。
これを何とかしてほしいのです。

wipers.jpg

雪はワイパーで掃っても流れ落ちません。
そこにどんどん溜まるだけなんですよ。
自動車の設計者が世界に何千人何万人いるのか知りませんが、みんながみんな、そんな当たり前のことが分からない、想像力のない、常識知らずなのでしょうか。

「冬用ワイパーブレードがあるやん」

ちがうそうじゃない!
ワイパーの基本構造そのものが雪に対して脆弱なのです。

この際、ワイパーに変わるまったく新しいギミックを考えろ、とまでは言いません。せめて、雪に対しての対策をしてほしい、と言いたいのです。
強力な熱風や、電熱線、局所的なデフロスターでいいのです。
確かに、熱線入りフロントガラス仕様の車も、あると言えばあります。
しかしそれは、ワイパーブレードとガラス面との凍結防止、あるいは車内側の曇り止めであり、ワイパーが押し固めた雪を溶かすには、まったくの能力不足なのです。



どうして歴代の自動車エンジニアは120年もこの問題を放置しているのでしょうか。
やっぱり、バカなのでしょうか。
三本さん何とか言ってやってください。


タグ:ワイパー
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