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【提案】踏み間違え事故を防ぐ効果的な方法 [車]

ブレーキとアクセルの踏み間違い。
初心者でも、高齢者でも、オートマ車でもマニュアル車でも、国産車でも外車でも、日本国内でも海外でも、ほとんどにおいて有効で、簡単にできてリスクの少ない方法があります。
アクセルのプログラムを次のように変更するだけです。

・アクセル踏み始めから途中(2/3とか3/4とか)までは普通にアクセル開度を制御する。
・アクセルが閾値以上踏み込まれた場合は、踏み込み量に応じてブレーキをかける。
 さらに全踏み込み状態では停止する。
・自動減速制御(仮名)はアクセルを一旦戻して正規のブレーキを踏むまで保持される。
 (途中踏み間違いに気づいてブレーキを踏み変える時に再加速しないため)

ポイントはマニュアル車でも有効というところです。
今の車はほとんどが電子制御なんでプログラムの書き換えだけですみます。
法律で車検に義務づければ2年間でほとんどの車の対応が終わります。
電子制御でない車は対応できませんが、数多くの車が短時間で対策できるため、効果は非常に高いと思います。

高速道路とかで危険じゃん、というご意見もありましょうが、逆に慎重にアクセルを踏むようになるので安全ではないかと思います。燃費も良くなりますしね。
使いづらくて危険じゃん、というご意見もあるでしょう。それは、どこぞのメーカーのシフトレバーと同じです。慣れるから問題ありません、ですよね。
そもそもアクセルベタ踏みって、踏み間違ったかレース走行くらいしかないわけで。
レースの際にはスピードリミッター解除と一緒にアクセルリミッター(仮名)も解除できればいいです。

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ぱくたそ


いかがでしょうか?
自動車メーカーの皆様。
特に世界一の売り上げを誇るメーカーさん。
自分のせいじゃないと知らん顔のメーカーさん。
そして大企業さんに忖度している政治家さんやマスコミさん。

誰の責任、とかじゃないです。
交通事故を減らしたいかどうか、という話です。
暴走事故で死ぬ人を減らしたいかどうか、という話ですよ。
メーカーさんが声を上げれば、政治家さんもマスコミさんも一気に動く。
そう思うんですがね、某メーカーさん。
少しは世の中のためになることもしてみませんか?





…ダメですか、そうですよね。

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Vol.70 ハムレットのための特別席 座キューピーマジック [座キューピーマジック]

座キューピーマジック公演『Vol.70 ハムレットのための特別席』を観に行ってきました。
今回は70回目となる記念すべき公演。

この演目で昔の記事を探ってみると…。
Vol.17ではビデオ観賞(昔はビデオを販売してたんです)。Vol.28は娘が生まれた直後でぼっち観劇。直近で最後のVol.41は何と15年前でしたね。
なんか見事に5年毎の公演です。何か意味があるのでしょうか。
それにしても15年ぶり。実際にはその後も公演はあったのかもしれませんが、たまたまワタシのタイミングが合わなかったんでしょう。

関連記事:
 1994/09/14 『Vol.17 ハムレットのための特別席
 1999/09/15 『Vol.28 ハムレットのための特別席
 2004/09/04 『Vol.41 ハムレットのための特別席


さて今回の観劇旅行はワタシとカミサンと娘の3人でした。
息子は翌日から定期考査を控えていたため残念ながらリタイアしております。本人とっても行きたがっていたのですが、しようがないですね。学生の本分は学業なので。

土曜日は通院があったり吹奏楽のサマーコンサートがあったりしたため、観劇は日曜日。例によって楽日のマチネです。
会場は満員御礼でいっぱいいっぱいでした。
相変わらず人気だな。と思って耳をすましていると結構初めての人も多かったような?
座キューピーマジックプロデュースということで新しいキャストからの引きで新規のお客さんも多いのかもしれません。
これでさらにキューピーの良さが広く伝わると良いなぁと思いました。

前置きはこれくらいにして。
以後ネタバレあります。
ご注意ください。



今回もまた素晴らしい舞台でしたね。
ブランクは長かったですが記憶によるとシナリオ的には大きく変わっていなかったように思いました。
くるみの心情が少していねいに描かれていてより感情移入しやすかったです。
驚いたことに、大きな変更がなかったにしてはまったく古さを感じませんでしたね。
つまりはそれだけ普遍的な題材なのかもしれません。


それにしても今回はすごかった。
なんか圧倒された、と言うか、圧巻だったと言うか。
その昔、劇団だった頃のキューピーってすごく完成度が高くて、テレビや映画を生で間近で観てるような公演を観せてくれてたんですが、今回の公演は何というか、それを力で押しのけたと言うか、パワーで上回ったと言うか。
脚本にもよるのでしょうけど、役者がどハマりしてましたね。
ベテラン、中堅、若手。どの役柄を取っても素晴らしかったです。
特に瑠璃男は脚本的に元々美味しい役なんですが、恐らく多くの観客はそれ以上のものを感じたハズ。
きっと役者さんがキューピーマジックの演技法をきちんと理解して自分のものにしてるんでしょう。

客出しの際に座長の田窪さんがおっしゃるには。
なかなかキャストの都合がつかず、公演は中止にしようとしたんだそうです。
それが、岡野さんの純子姉、モウジーンさんの瑠璃男をはじめ、キャストがすごく良かったので幕を開けることができたと。
まったくその通りで、今回はどのキャストもみんなキューピーマジックしてて、観ていてすごく気持ちよかったです。

ほとんどの演目のストーリーはわかっていますので、いつもは笑いのツボでもニヤリとするくらいなのですが、今回はもう思わず声をあげて笑っている自分がいました。
周りの人も笑ってたので迷惑にはなっていなかったですよね。
これ、弟くんがいなかったのは良かった可哀想だったけど、彼がいたなら絶対会場中に彼の笑い声が響き渡っていただろうと、冷静に考えると背筋に冷たいものが。ヒヤッ。
いや、居なくて良かったなんて、絶対言いませんよ(汗)。


帰りがけに娘が言ってました。
「いつどこで泣きがくるか、いつ笑いがくるか、気が抜けなかった」

ホントそれ。
昔の記事でも書いたことがありますが、キューピーマジックの公演って、泣きながら笑ったり、笑いながら泣いたりすることが多いんです。
お腹の筋肉がよじれながら泣く、という、普通ではありえない状況が生まれるところが、キューピーマジックのまさにマジックたる所以なんだと思います。
今回はまさにキューピーマジックの本領発揮、真骨頂、面目躍如といったところでしたね。


いつもその時々でワタシの人生に先回りをして、それとなく気付きを与えてくれるキューピーマジックの公演。
ご覧になった方には申し訳ありませんが、今回もまた「ワタシのための公演」でしたね。そもそも登場人物の年齢がワタシと娘(あるいは息子)とほとんど同じですし。
もうキューピーマジック独り占めな気分。キューピーマジックはワタシのものよ~です。※諸説あります(笑)。



ワタシだって40年近くも働いていると、さすがに疲れてきますよ。
「定年」なんてもんが現実味を持ってだんだん近づいてきますしね。
そうなるとね、人間てやっぱり、守りに入っちゃうんですよ。
いまさら理想を追いかけてもねってな感じで。とりあえずこんなもんでいいか、しょうがないよねワタシの人生だもの、とかね。
それは人生を見切った、と言うか、半分諦めの境地なのかもしれません。

そんなワタシには主人公の気持ちが痛いほどわかります。
こんなに努力しても、こんなに頑張っても、誰も理解してくれない。正当に評価してはもらえない。
それなのに、世の中にはアピール上手な人もいて。自分の努力を上手いこと周りに認めさせて生きていく人もいる。
何をやっても上手くいかない自分に苛立ち、人のせいにしたり、逃げたり。
そんなことが多々ありますよ。


でも娘くるみの気持ちだってわかります。
そんなグジグジくよくよした父親を間近で見ていたら「いいかげんにしろ」と言いたくもなります。馬鹿にしたくもなります。
実際自分だって親父のことをそんな目で見ていたこともあったと思います。

と、そこまできてドキッとしました。
ウチの子供たちはワタシのことをどんなふうに見ているんだろう、と。
ワタシは子供たちに胸を張れる生き方をしているんだろうか、と。
舞台を見ながら、笑いながら、泣きながら、パシーンと頭をひっぱたかれた気がしました。

こういうところがキューピーマジックは絶妙なんですよね。
人生の中で必要な時期に必要なことを、それはもう絶妙なタイミングで気付かせてくれる。

「おまえはどうなんだ?本当にそれでいいのか?」

キューピーマジックの公演を見るたびに、毎回そんな問いを突き付けられている気がします。



以前、子供たちから聞かれたことがありました。

「仕事ってどういうもの?楽しい?」

その時は「辛くて苦しいけど食っていくには仕方ない」みたいなことを言ったような気がします。それは確かにそう。
でもね。この公演を観た後の今なら、こう付け足します。

「任されることや責任を持つことでやりがいを感じる」
「自分が他人のためになる喜びがある」
「人から抜きん出ると頼られるし誇りを感じる」

これって多分、ワタシが働き始めて仕事が楽しくなってきた頃、バリバリ働いてた頃の気持ちですね。
今回の公演を観るまですっかり忘れていました。
綺麗事かもしれませんが、子供たちはこんな答えを期待していたんだろうな。
ただ単に辛くて苦しいだけが仕事や人生じゃないですもんね。
歳とると夢も希望もなくなるとは言え、未来ある若者には伝えるべきことは伝えないと。
子供たちには自分を打ち込める仕事に巡り合えることを願うばかりです。
親としても。社会人の一先輩としても。


歳をとったがゆえにプライドが高く過去の栄光にすがりたくなる気持ちに対して、若さゆえのまっすぐで純粋な気持ち。そんな対比がとても象徴的で心が揺さぶられました。
老いと若さ、過去と未来、栄光と挫折、強さと弱さ、笑いと泣き。
今回は(も?)いろんなことを考えさせられました。

主人公の圭介には、ある意味、羨ましさを感じました。
何だかんだ言って、あれだけ親身になって心配してくれる家族(自称含め)が沢山いるんですもんね。
いや、ワタシだって誰にも負けない自慢の家族がいますから。
なんて密かに圭介に対抗意識を燃やすワタシでした。


リーフレットの裏には「大人のためのダーク・ヒューマン・コメディ」と書かれていましたが、ワタシはちっともダークだとは思いません。
逆に、こんなに熱い脚本はキューピーには珍しい、と思いました。
中年おじさんの背中を強く押す熱い応援歌のように感じましたよ。
今までの『ハムレットのための特別席』では気づかなかったこの演目に込められた熱い思い。ワタシも少しは成長したってことでしょうか。
歳をとるのも案外悪くないよね。そんな気持ちにさせてくれる、素敵な公演でした。

それにしてもホント圧倒された公演でしたね。
皆さんはいかがでしたか?

vol70.jpg


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