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公式は暗記しない [育児]

息子 「はぁー…」

駅まで送る道すがら、朝からどんよりな息子。
何かなー?って思っていると。

息子 「お父さん、微積(微分積分)って得意?」

おーそうか。今日は微積の授業があるのね。
頑張れー。

ワタシ 「得意か?と聞かれたら、得意ではないかな」
    「でも、数学は全般的に好きだな」

やめときゃいいのに。
またもや、一言多いワタシ。

ワタシ 「脳みそ絞り切る感じが気持ちいい」
    「手持ちの武器をフルに使って大きな敵を倒す感じが楽しいな」

息子  「あー…」

たぶん理解はしてもらえないな(汗)。
元々理系なワタシなんで、自分の気持ちや感覚を言葉で上手く表現できるわけがありません。なのでここで少し補足説明をしときます。
(これが理系の悪い癖w)


数学の授業って、武器の作り方を教えてくれる場所、とか、魔法を教えてくれる場所、だと思うんです。
もっとも基礎的で一番弱い武器が四則演算で、それを上手く組み立てていって、いろいろな公式や理論という、強い武器や魔法が出来上がります。それらを駆使してテストという敵に立ち向かうわけです。
個人の感想ですw。

強い武器や魔法があれば楽して戦えます。でも武器や魔法を忘れたとしても戦えないわけではありません。組み立て方さえ憶えていれば、その場で使える(憶えている)部品を組み立てて戦える武器にすることができます。その代わり時間はかかります。

ワタシが高校生時代。テスト中に公式をど忘れしてしまい、授業の内容を思い出しながら、必死こいてその場で公式を導き出し直したことが、何度もありました。そんな時はマジで時間がなくて、脂汗タラタラ、息をするのも忘れて一心不乱でした。
いくら考えても公式は出てこない。でも集中していると、授業の様子が何となく浮かんでくるんです。あーあの時先生がこんなこと言ってたなーとか、その時自分はこんなこと思ったなーとか、教室の雰囲気だとか、腹のすき具合だとかw。

試験中に授業の追体験?
日本語がおかしいですケド、そんな感じです。

もっと言えば、どうやってその公式が成り立つのか、それさえ理解してしまえば、いざという時には公式を使わなくても解けるってことです。だから、普段から授業は真面目に集中して聞いていました。逆に公式を丸暗記しようとは思いませんでしたね。公式自体はたとえ忘れても何とかなる、と思っていました。

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(いらすとや)


そもそもワタシは暗記が苦手だったんです。だからいつも地歴の類が全然ダメでした。いや今でもそうです。どちらかというと文系に近い息子は、公式まるおぼえのほうがやりやすいのだろうか。ま、人間、得手不得手があるってこと。自分のやりやすい方法を見つける、のが良いと思います。(押し付けません)


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足元のお洒落と頭上の桜 [車]

遅くなってしまいました。
エスがどうなったのかって話ですよね。
その後のご報告です。

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あー、ちっちゃくて見えませんね(笑)。


まずはタイヤの話から行きましょうか。
新品のホワイトリボンタイヤって、購入したての時は、ホワイトリボンのところが青くなってるんですね。言ってみりゃブルーリボンタイヤ。届いた時は注文を間違ったかとビックリしました。慌ててググってみたら、保護のためにコーティングしてあるんだそうで、ひと安心しました。

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そこまでは良かったのですが、ここからいろんな問題が続出。
鉄ホイールの古いタイヤと、今回購入したホワイトリボンタイヤを、組み替えてもらったところ、驚きの事実が判明しました。何と、今まで履いていた古いタイヤ。チューブレスのラジアルタイヤなのに、中にチューブが入ってました(汗)。どゆこと?
1本だけならパンクして、とかも考えられるのですが、4本ともなので。どういう理由かは最後までわかりませんでした。


さて、仕上がった鉄ホイール+ホワイトリボンタイヤ。早る気持ちで早速エスに取り付けようとして、またひと波乱。なんと、ホイールナットが奥まで届かない…。
今まで履いてたアルミホイールを止めていたのは袋ナット。鉄ホイールを止めようとしたら、一番奥までねじ込んでも、座がホイールまで届かないんです。何ということ…。そういえば、前にこの鉄ホイール用に持ってた貫通ナットがあったよなーなんて今更ながらに思い出す。
思い出したものの、探してみると見つからない。どうも昔、オデッセイを下取りに出した後に、オデッセイ用のだと思って捨ててしまったようで。アホか←ワタシ。

しょうがないので新しく購入しようとして、これまた四苦八苦。サイズ的には、ホンダ・三菱の軽自動車用。車用品店、ホームセンター、ディーラーとかに聞いて回りましたが、貫通ナットはどこにも在庫は置いてなくて、お取り寄せとなります。それならネットのほうが早いや、ということで、結局最終的にはAmazonでポチりました。

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これが幻のホイールナット貫通10mmP1.5の16個セット。エスは5穴なので、泣く泣く2箱買いました。あまりは予備として12個(多すぎ)、取っておきます。
散々すったもんだしましたが、ようやくホワイトリボンタイヤをエスに装着できました。

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コーティングの青い色は、水や洗剤で流せばすぐに落ちるってネットには書いてあったのに、イマイチ綺麗に白くなりませんでした。微妙に薄ブルーリボンタイヤとなっています。まぁいいや(笑)。

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これで何とか満開の桜に間に合いました。やっぱりいいね!エスはこのオリジナルのメッキホイールカバーとホワイトリボンタイヤが一番似合うと思います。自画自賛。
ホワイトリボンの何が良いって、遠目に見ると扁平タイヤに見えるってところなんでしょうか。ホイールが大きく見える気がします。

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交換しなかった鉄ホイールも多少歪みがあるようで、走ってるとやはり振動はでます。鉄ホイールは何かイベントとかがある時だけにして、普段はアルミホイールに戻そうか、と今は思案中です。何はともあれ、念願だったホワイトリボンタイヤです。今年はこのままで行こうかなー。

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おまえたちサイコーだぜ [育児]

前回あまりにもやさぐれた記事を書いたもんですから、大変な反響がありました…子供たちから(汗)。
夜、寝ようと布団に入ったワタシを叩き起こして息子が直談判。そして次の日には、晩ご飯を食べ、お風呂から出た後の、娘からの電話。娘の電話には途中から息子も加わり、通話時間がなんと2時間の、めっちゃ長電話となりました。この世の中、思春期前後の子供とそんな長話してる父親っている?
とは言え、思いがけず子供たちと、普段恥ずかしくて話せないような深い話ができて、とても有意義でした。
改めて、ウチの子供たちってサイコー!って思いました。(親馬鹿かよ)

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(いらすとや)


親なんて結局、子供が成長するのと同じ時間しか親やってないんですから。いろいろ試行錯誤なわけですよ。でも子供から見ると、親は絶対的存在だそうで、何でも知ってて何でもわかって何でもできる…みたいな。そんなわけねーだろ(笑)。
今回の件で、子供たちがわかったことがあるそうです。

「親も傷つくんだー」

おいっ(笑)。
親だって人間だってのー。ひどいこと言われりゃ凹むし悲しくもなるわい。


子供たちは子供たちなりに色々と悩み苦しんでいます。でも考え方はすごくしっかりしている。すごく冷静に、すごく深く突っ込んで、自分というものを観察しているんだな、と思いました。少なくともワタシが同じ世代だった頃とは雲泥の差です。自分の子供とは言え、本当に驚きました。

この際ついでなので、ワタシが今まで生きてきたことで得た、人生の心得のようなものも披露しておきました。
それは、何か行動する時に誰かのためと思ってはダメってこと。誰かや何かのためって思った時点で、それはエゴ、思い上がり、あるいは押し付けでしかありません。行動の理由は「自分がやりたいから」だと思いなさい、と。
誰かのために何かをすると、どうしても見返りを期待してしまいます。また、それが思うようにいかなかったり、失敗したりしたら、その人のせいにしてしまいがちです。そんなことを続けていると、嫌いな人がどんどん増えていってしまいます。でも自分がやりたくてやったことなら、もし失敗してもそれは自分のせい。だから、自分がやることは自分がやりたいからやっているだけ、という意識でいなさい。誰かのために…とか思っちゃダメだよ、という話をしました。
これは、以前の記事で書いた「最終決定者は自分」という考え方を、さらに推し進めて、この歳でようやく辿り着いた、最新で最終形態とも言うべき、現在のワタシが生きるための指標であります。

関連記事:
 2008/07/08 『Vol.49 ライフ


もしコロナがなかったら、直接顔を合わせていろんな話ができたのに…なんて一瞬思いもしましたが、いやいや違うぞと思い直しました。コロナ禍だからこそ、普段恥ずかしくて話せないようなことを、この機会にじっくり話せたのかもしれません。不幸中の幸い?怪我の功名?それを言うなら「人間万事塞翁が馬」か。
また改めてこういう機会を作ろうと、子供たちと約束しました。今度はカミサンも交えてね。

ホント、ウチの子供たち、サイコー!
(大事なことなので2回書きました)


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言っても無駄 [育児]

国会議員や官僚など上級国民と言われる人たちは、夜な夜な銀座の高級料亭に繰り出しては、賑やかにお酒を召し上がっておられますが、ワタシたち下級国民は外出自粛を強いられ、県外移動などもってのほか、5人以上での会食も禁止、夜8時以降の飲食店は閉鎖、従わなければ罰金を科す、というダブルスタンダード。言ってみれば、ザ・人種差別、的な闇に、いつの間にか包まれてしまった現在の日本。皆様いかがお過ごしでしょうか(苦笑)。


そんな中、下級国民であるワタシは、たまには顔を見ながらみんなで晩ご飯を食べようと、一人暮らしの娘に声をかけ、オンライン晩ご飯を行いました。昨年の夏にも一度やったことがありましたが、終わった後に一抹の寂しさが残る、微妙な会だったような記憶があります。

関連記事:
 2020/08/16 『オンライン帰省


今回の会は、話のネタが多かったこともあって、非常に盛り上がった会となりました。最後は息子が見たいTV番組があって緊急終了となりましたが、なんだかんだで3時間以上もやってました。
話題としては、現在就活中の娘の近況報告から始まり、後半は息子の進路の話から生活態度の話へと移っていきました。しかし事態は思わぬ方向へ…。



希望していた学校に早々と推薦入学を決めた息子。
あれから2年が過ぎました。この春からなんとか3年生になれますが、入学からずっと成績が伸び悩んでおり、家族みんなが心配しています。
それなのに、テスト期間中でさえ教科書を広げることもせず、毎日スマホに没頭する日々。春休みともなれば、もはやスマホ中毒と呼ぶべきか、という状況なのです。
そもそも勉強しないから成績が低迷するのは当たり前。それなのになお勉強しないでいられるのは、ある意味スゴイよな、と思っていました。

そして、そんな話題に耐えかねた息子が口を開きました。
はっきりと、そして、きっぱりと。

「お父さんは絶対に理解できないから言っても無駄だと思ってる」
「お母さんならギリでわかってもらえると思うけど」


…苦笑いしつつも、内心、めっちゃショックでした。
かろうじて「理解できないということと、言っても無駄だということは、別問題だと思うんだけどモゴモゴ…」と返すのが精一杯。あまりのショックで頭の中は真っ白。

「わかるー。私も高校の時、同じこと思った」

おいおい姉よお前もか…。


そうか、無駄なのか、ずっと前から無駄だと切り捨てられていたのか。無駄なのか…。無駄だったのか…。真っ白になった頭の中で「無駄」の二文字だけがゴシック体のウエイト10でグルグルと回っています。

「言っても理解できない」
「言ってもわかってもらえない」

そう言われるのならわかります。確かにそうかもな、とも思います。親子の間でも、価値観の相違はあって然るべきでしょう。でもそうじゃない。

「言っても無駄」

子供たちからはもう何年(娘に至っては6年以上)も前から、無駄だって思われてたんだ。ワタシは無駄な父親だったんだな。

学校のイベントには可能な限り参加し、PTA役員になればさらに足を運び。朝ごはんを作り、お弁当を作り、送迎をする毎日でした。別に恩に着せるつもりではないけれど。
子供たちにはその時々で悩み事や相談には真摯に全身全霊で向き合ってきた…はずだった。そうやって心の面でも子供たちとはつながっていた…つもりだった。でも「言っても無駄」と思われてたんだ。この数年間の怒涛のような毎日が、一瞬で色を無くし、遠のいてしまったように感じました。
いや、そもそも色なんかついていなかったのかもしれません。色が付いていると思っていたのはワタシ一人だけだったのです。何という独りよがり。何という思い上がり。

どちらも、中学の時は志望校選択で悩んでいました。ワタシは、本人の思うとおりに、自分がココと思う学校を選べるように、と配慮してきたつもりでした。しかし実は、ワタシの言動の端々から、無用な圧力やバイアスがかかっていたのかもしれません。二人とも好きでもない学校に進み、好きでもない授業を受けて、好きでもない今を苦しんでいるのです。


「言っても無駄」

日を追うごとにボディーブローのように効いてきます。思い返すだけで、空気が薄くなります。息ができない。まるで酸欠の金魚のようです。

あれから、朝が起きれなくなりました。
今はちょうど春休みなのでお弁当は作りませんが、朝ごはん作りは継続していました。出勤時間は変えていないので、それなりに早い時間に起きる必要があります。
でも、あれから起きれなくなりました。アラームも今までどおりに鳴っているはず。それなのに目が醒めるのはもうギリギリの時間。朝ごはんを作ってる時間も、自分で朝ごはんを食べている時間もありません。まあそれでも今のところは取りあえず出勤時間だけは何とか間に合わせてはいますけど。
年度末で単に疲れが溜まってただけなのか、無駄と言われて気持ちが折れたのかはわかりません。

いや、朝ごはんもお弁当も、みんなにとっては無駄なものだったのかな、と。ワタシが押しつけがましく作るもんだから、言っても無駄だと思って、仕方なく食べてたんだろうか。そうだよね。小さい頃からいつも同じようなオカズだもの。いいかげん飽きるってもんだよね。

やることなすこと無駄なのか。
そういや、分不相応の外車を何台も乗り継いでいるし、年に数回しか乗らないサビだらけのオープンカーなどを車庫に置いて邪魔にしてるし。最近コロナ禍で練習にも行けてない津軽三味線が二棹も投げてあるし。今更何の役に立つわけでもない物理学を改めて勉強したいとかこの歳になって言い出すし。誰も期待してない誰も見てないこんなつまらないblogを未だに続けてるし。あれやこれや手を出すくせに、どれも実になったものはない。ただの娯楽。それも自分だけの。結局は無駄なもの、無駄なことばかりじゃないの。

やることなすことすべて無駄。
そもそも、ワタシの存在そのものが無駄なんだったりして。いや、きっとそう。ようやくわかりました。これからは「無駄」と言われたことを無駄にせず、無駄な父親を受け入れ、自覚して、みんなに迷惑をかけないように細々と生きていきます。今まで本当にごめんなさい。

みーんなやめたらいいのかな。全部やめたら無駄って言われなくなるのかな。いやそうじゃないよね。ワタシの考え方、生き方が、子供たちにとっては無駄なんだよね。ワタシが何か言っても、もう伝わらないんだね。てか伝えようとさえしてくれていなかったんだ。もうずっと前から。ワタシのことはずっと諦められてた。

hansei_koukai_man.png
(いらすとや)


何にも知らなかった。思ってもいなかった。受け入れる受け入れないなんてレベルどころか、切り捨てられていたなんて。でもまあ、どんな人もどんなことも受け入れていくのがワタシ。そしてこのblog。今更ながら気づけたことに感謝しようよな、おい。


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