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ロスの季節 [育児]

新年度が始まりましたが、さっぱりやる気がありません。
なぜかというと、またまたロスなんです。今までにも何度もロスってはいましたけどね笑。

ロス関連記事:
 2018/04/26 『娘ロス
 2019/04/10 『息子ロス
 2019/12/06 『子は親の背を見て育つ
 2020/11/13 『子の道、親の道
 2021/03/17 『今度いつ帰る
 2021/08/01 『ロス、その後


またかよ、と言われそうですが。そうです、またロスなんです。

ついにこの4月から、息子くんが就職のため一人暮らしを始めました。
ワタシはと言えば3月はほとんど休暇をとり、アパート探しから引っ越しと、怒涛の日々を過ごしておりました。前年度は公務(区長)もあったので年度のまとめやら引き継ぎやら。何せこの3月は出社日が3日しかないという汗。まあ、嘱託だし学生だしで、何とか大目に見てもらいました。


息子くんの就職先は福利厚生が至れり尽くせりで、驚くほど家賃補助が出たり、アパート内見の交通費(それも親子分)から引っ越し費用まで、会社が負担してくれたりしました。
息子くんは以前少しだけ学校の寮に入ったことはありましたが、本格的な独り暮らしとしては今回が初めて。そのため、ベッドなどの大物家具は現地調達としました。引っ越し業者は使わずに、細かい荷物は自家用車で運ぶつもりでしたので、就職先の会社には引っ越し費用は辞退しますと伝えたのですが、ならば自家用車の交通費の実費を負担します、ということになり。すごいなー最近はそこまでしないと求人が集まらないのかーとビックリしました。ワタシも以前は採用担当をしてましたので、他人事とは思えません。どこの業界も人手不足なんですね。

とまあそんな感じなので、卒業式が終わった後は息子くんとワタシはほとんどアパートへ行ったきり。各種手続きや申請、大物家具の搬入や設置、その他生活用品の購入などを手伝っていました。
何だかんだで丸一週間ほど、ずっと男二人で生活してましたね。こんなに長期間二人だけで生活することが再びあるのだろうか、なんてふと考えると、とっても寂しくなるので、あまり考えないようにしてました。

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(いらすとや)


二人っきりと言えば。以前、娘が大学生の時にとある全国大会の応援に息子と二人で行ってきたことがありました。場所がちょっと遠くて車で片道800kmもかかりました。目的地では2泊だったのですが、ちょうどコロナ過でもありそのまま直に家には帰らず、近くのホテルで待機期間をとったりして、結局何だかんだで6泊7日間、息子くんと二人っきりでホテル住まいでしたね。
今となっては何もかもみな懐かしい…。

関連記事:
 2021/11/13 『ヒトもクルマもオイルの補充



郷愁に浸るのはこれくらいにして、話を現在の引っ越しに戻します。

最後の土日はカミサンも加わり、細かい日用品の買い出しなどを行い、3月最終日、日曜の夜には、息子くんを置いてバタバタとアパートから自宅へと帰ってきました。
そして、真夜中過ぎに自宅に着いたワタシたち夫婦を待っていたのは、留守番をしててもらったおばぁと、妙に空きスペースの多い、がらんとした部屋でした。

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(いらすとや)


もうそこからがロスの始まり。
翌朝炊くご飯の量を考えてはロスり、翌朝起きる時間を考えてはロスります。
今年は4月1日が月曜日なもんだから、きっちり4月1日から生活が変わりましたね。朝起きる時間から、起きてからのルーティン。朝ごはんを準備する人数、等々。一週間経った今でも、朝ごはんの皿や箸を並べる時にはロスがやってきます。
新たな日常がいつもの日常に落ち着く日が来るのは、いつになるのでしょうか。それまではロスと付き合いながら過ごすことになりそうです。

ということで、このマイカテゴリー「育児」はこの記事で打ち止めとなりますかね。今までずっと引っ張ってきましたが、さすがにみんな社会人となれば育児でもないでしょう。
しっかり働いてしっかり稼いで、自力で暮らしていけるようになってくれれば、ワタシとしてはそれだけでいいです。欲を言えば、たまに帰ってきて欲しいですが、まあ寂しくなったら顔を見に行っちゃいますけどねw。
頑張れー。いつでも、いつまでも、応援してるからねー。


タグ:一人暮らし
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ほぼ総取り [育児]

ゴジラ-1.0がアカデミー賞をはじめとする数多の賞で、視覚効果賞をほぼ総取りしてしまった感がありますよね。ワタシも2回ほど観ましたが、ホント素晴らしい映画だと思います。久しぶりに映画館で観たい映画に出会えて、嬉しく思いました。
さてさて、賞と言えば…ということで内輪ネタを一つ公開します。

今年度卒業の息子くん。卒論の提出も終わり、後は学校から卒業して良いよーの連絡を待つだけの日々を送っています。てか来週卒業式なんですけど、ホントに卒業できるんだよね?
昨年末の話だけど、もうじき卒業ということだし、そろそろ良いかな?あんまりリアタイで書くと息子が身バレしそうなんで、躊躇していた話題です。

※親バカが炸裂するのでご注意ください!


以前にも書いたことがありますが、息子の通う学校は何故か演劇が盛んでして、毎年学祭で学科対抗の演劇をやるんですね。途中コロナで中止の年もありましたが、キューピーマジック大好きな彼はずっとこの演劇に役者として参加してきていました。
それが今年度は脚本をやる!と。確かに昨年度の演劇が終了した時点でそれは宣言してて、その通り今年度の演目は彼の初脚本&初演出となりました。

親バカなワタシら夫婦はもう大喜びでしたが、いつになってもどんなシナリオなのか、彼は頑として教えてくれませんでした。まあ逆に期待が高まったとも言えますね。当日は会場にビデオカメラを持ち込み、リアタイで観ながら撮影もし、これまたキューピー好きな娘はYouTubeのlive配信で、自分のアパートから遠隔観劇していました。

学生演劇とは言っても学科対抗なんで、ガチの演劇好きが集まってやるものとは違います。そもそも普段演劇を見に行く学生なんて実際ほとんどいないだろうし、せめてTVや動画配信で見る人がいるかどうか、くらいなもんです。
そんな感じなので、今までワタシが観てきた公演でも、あーもっとこうすれば良いのにとか、これはちょっとなー、といった部分がいつも目について、残念な気持ちでいました。言葉は悪いのですが、演劇というよりは学芸会の延長といった感じなんです。
しかし今回は、キューピーマジックの公演を知り尽くした(いやそこまでは笑)息子くんの脚本と演出です。本物の演劇を分析し、ありとあらゆるテクニックを詰め込み、使える技をすべて使って(要はパクったとも言うw)今までの学祭の演目よりも、本来の演劇らしさが強く出た公演だったように思います。彼自身がこだわった演出を、演者の皆さんもよく理解してて、全体的にも完成度の高い、良い公演でした。まあ細かい失敗もあるにはありましたが、それはそれで生の舞台ということでw。

※親バカ炸裂中なのでご理解ください!


実は毎年のようにいくつも賞を取っている強豪学科が他にあり、今年もまたそこが受賞するんだろうと、みんなが何となく思っていました。なんせその強豪学科は毎年賞取りを狙ったガチ勢です。練習もかなり積んできていることでしょう。確かに今年度もそちらが結構おもしろかったことも事実です。
息子たちの舞台と冷静に比べてみると、どっちもどっちか、ヘタすると若干負けてる感じではありました。

しかし今回は運も味方につけたのか、その強豪学科の演目は午前中。お昼を挟んで次の演目がちょっとイマイチ。で息子たちの演目がラストという順番。すべての演目が終わってからの採点なので、今回はこの演目順も大きく味方したような気がします。もしこの順番が逆だったら…おそらく違った採点結果になったかもしれません。


前述した、他学科の演目や過去の演目でワタシがいつも気になっていたのは、主に場面転換です。みんないろんな脚本を考えてそれぞれが面白いのですが、物語の流れや演出がどうもTV的と言うか、細切れで、一幕一幕が短いんです。さらには、場所の移動や時間の経過などの場面転換で、いちいち幕を閉めるんですよね。ヘタすると登場人物が一言二言しゃべったらすぐに幕が閉じるなんてことも。だからとっても間延びして、観客の集中が切れやすいんです。
息子もそれは感じていたはず。それだからか今回の脚本の舞台は、主人公のアパートの一室から場所の移動はまったくなし。時間経過などの場面転換は幕を一切使わず、照明と音響のみで行うという、今までの学祭演劇ではなかった演出でした。それだけでも他の参加者から観たら、目からうろこだったと思いますね。
普段から舞台演劇を見慣れている息子くんの本領発揮、面目躍如といったところでしょうか。

※親馬鹿炸裂終了〜。お疲れさまでした笑。


そんなこんなで、中だるみすることもなく、非常に分かりやすくコンパクトでまとまった舞台でした。で、終わってみるとこのとおり。

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・総合優勝
・脚本賞
・照明賞
・音響賞
・演技賞
・役者賞 第一位

何とまあ、全7つの賞の内、6つを受賞。せめて脚本賞くらいだけでもと期待していましたが、まさか総合優勝までかっさらうとは。ワタシもカミサンも、もうビックリでした。

ゆるーくわきゃわきゃしながら練習や準備をしてきた息子たちが賞をほぼ総取りし、賞取りガチ勢のところが無冠という、誰も予想だにしない大どんでん返し。
息子の脚本の力だけではないとは思います。何よりも、役者やスタッフみんなが楽しんでいたことが、そのまま観客に伝わったのでしょうね。それにしても、さぞかし本人たちも驚くやら喜ぶやらだったことでしょう。

今更ですがお疲れ様でした。
そして、おめでとうございます!


タグ:演劇 学園祭
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親の心配はいつまでも [育児]

先日家族みんなで観劇に行ってきたわけですが。
久しぶりに全員が顔を合わせて話をしていて思うのは

「やっぱりオンラインとは違うよなー」

ってことです。
オンラインに慣れていないってのもあるかもしれませんが、同じ場所で同じ空気を吸って直に顔を見て話す、何と言うか、説得力と言うか、安心感…でしょうか。オンラインだと、思ってることの半分も話していないし、聴けてもいないような気がします。

それでも知人の話を聞くと、ワタシんちは一般的な家庭に比べて、かなり頻繁に顔を合わせてるほうかな、と思います。一人暮らしの娘が帰省しなくても、観劇と言ってはみんなで娘のアパートに押しかけたりしてますし。さらに今年は、息子がインターンシップに参加するということで、10日間ほど娘のところに居候してたりも。そんなことを口実に、ワタシもしょっちゅう行ったり来たり。
とは言っても、日中はゆっくり時間を取ることはできません。寝る前にちょこっと話をする程度で、後になって、あーあれを話せばよかった、これを話せばよかった、と反省することばかりではありますが。

それでも、たまに向き合って話を聞いていると、すごいなー、いろいろと考えてるなー、と思わせられる時があります。芝居の感想なんかでも、親が考えもしないような切り口で物事をみてたりします。知らず知らずの間に子供たちは成長しているんですね。

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娘も息子も小さい頃から、あまり心配をかけるようなことはなかったかなー。あんまり親が何だかんだ口を出さなくても、自分のことは自分でキチンとできてた。

卒乳から、離乳食、食べ物の好き嫌いとかで苦労したこともないし。特にトイレトレーニングなんかしなくても、おむつはすんなりはずれたし。学校にしたって、次の日の準備なんか手を出したことなどは、一度もなかった。姉弟いつも仲が良くて、取っ組みあって喧嘩するところも見たことがない。

会社で他の人たちが、子供のことであれやこれやと愚痴っているのを横で聞いては、あーうちの子はそういうの全然ないなー、なんて思っていました。世間一般の親よりも、かなりな部分楽させてもらってるなーって、子供たちには驚いたり感謝したりしています。
逆に考えると、親にとっては楽な子供というだけで、本人は苦労したり辛かったりしたことをまったくわかってもらえてない、残念な親ってことなんだろうか。最近、親ガチャとかって言いますからね。親ガチャって言葉は嫌いですが、もしかしたら無意識に自覚があるから嫌いなのかもしれません。


ちょっと前に子供たちと話をしていて、昔お父さんにこっぴどく叱られたよねー、って話が出たことがありました。いまだにトラウマになっているそうで。よくよく話を聞いてみると、娘は自分が約束したことを守らなかったこと、息子はウソをついたこと。それがワタシの逆鱗に触れたようです。

「その時は、そこまで怒らなくても、と思ったけど、今になって考えたら、あの頃はお父さんも精神的にいっぱいいっぱいだったんだなーと思う」

め…めんぼくない(汗)。

そんな未熟な親をフォローしてくれる、とても素直で優しくて温厚な子供たち。逆に社会に出てから苦労するのではないか、なんて非常に心配しています。

世の中にはいろんな人がいます。
隙さえあればつけ込もうとする人。
人を陥れることで自己を保っている人。
そんな性悪な人の餌食にならないだろうか。
とっても心配なのです(親馬鹿でしょうか)。


できるだけコミュニケーションを取って、普段と違う僅かな違和感に早く気づくことが必要かなーと思っています。ウザイと思われるかもしれませんが。


タグ:心配
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東京が晴れた日 [育児]

新潟工科大学という大学があります。新潟県内の有力企業が出資して作った私立大学です。その大学の大川秀雄学長の、ある機関誌への寄稿に、こんな一節がありました。


『新潟県人(越後人)とは何か…』

(前略)江戸時代の終わりから明治時代に掛けて、越後の国の人口は全国でトップであった。しかし、角兵衛獅子、今で言うところの子供虐待?で象徴されるように、そこまでして銭を稼がなければならないほど貧乏な国でもあった。
ずっと謎であったが、昔の新潟市郷土資料館館長の池氏のご講演で納得した。
「どんなに記録をあさっても『間引いた記録が出てこない』のが越後の国」だそうだ。「そうか、現金がなくて貧しくとも、命を繋ぐ食べ物はあったのか」と理解した。(後略)


そして学長は、その後も次のように続けます。

今はどうか。人も物も首都圏への供給県となっている。
昔よく言われた。「風呂屋と豆腐屋の多くは越後人」。口数が少なく、まじめでよく働く代名詞であった。

…と。



そうなんです。
その膨大な数の越後人がどこに行ったかというと、ほとんどが関東、特に東京へ流出しています。ワタシも高校を卒業して上京したクチですが、その頃(30数年前)でも実際に東京でよく聞きましたね。

「東京都内で最も多い人種は『新潟県人』なんだよ」

東京で生まれ育った生粋の原住民都民よりも新潟県人が多いと言うのです。
まあ確かに、新潟県人からすると、雪の積もらない東京へのあこがれは半端ありません。毎年毎年、一年の三分の一は雪に閉じ込められる生活。今は融雪が進んでいて、昔ほど生活に支障はありませんが、毎日毎日あの鉛色の雲の下で過ごしていると、関東の晴わたる青空が恨めしく思えてくるのも無理はありません。だから進学と言えば関東の大学を目指すし、就職と言えばみんな上京します。

そうやって一度関東の生活を味わうと、もう雪国に戻りたくないですよね。除雪から解き放たれた新潟県人って、もうそれだけで人生薔薇色なんですよ。ワタシも当時は、できることなら盆暮れ正月すら帰りたくなかったですもん。
かくして、新潟は人口減少に歯止めがかからない、というわけです。


息子もそろそろ進路を考える時期がやってきました。
ワタシも雪や親父が嫌で上京したわけなので、息子にも進学にしろ就職にしろ新潟に縛られることはない、と思っています。自分の思う方向に進めばいいのです。

関連記事:
 2005/01/16 『拝啓 屋根の上から
 2005/01/16 『雪下ろしの音
 2005/01/17 『拝啓 屋根の上から

息子がこれからどんな道を進むのか、まだまだわかりませんが、出来ることなら家を出て知見を広げて欲しいです(以前、半年ほど寮生活して出戻っていますが)。自分が生まれ育った家を、地域を、外から客観的に眺められる良い機会ですし、その経験は絶対にその後の彼の人生の糧になるはずです。

そのうえで最終的に帰ってくるならそれでもいいし、何なら帰ってこなくてもいい。自分の居場所がそこにあるってことですからね。今のこの時代。離れていても顔を見ながら話もできるし、時間を気にせずSNSでつながっていられます。
家を継ぐ、とか、親の面倒を、なんてことは、これっぽっちも考えなくていいので、自分の人生を生きてほしいです。

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(吉乃川酒造)


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やりがいのある仕事を探すのではなく [育児]

なかなか成績が伸び悩んでいる息子。今は第6波が猛威をふるっているため、このところずっと遠隔授業が続いています。そろそろ学年末試験だなー、ちゃんと進級できるのかなー、と心配していると、学校から連絡がありました。

「感染拡大防止のため、学年末試験は行わず、課題提出をもって評価を確定させる」とのこと。

てことは何だ。課題をちゃんと提出してさえいれば進級できる、ってことですね!やった!ラッキーじゃん!…いや単純に喜んでいる場合ではない。逆に、進級したあとが大変になるだけ、なのか?

うーん。ま、それはそれとして。
何はともあれ、とりあえずはまず、課題を提出してくれー。



中学校を卒業したとたんに、進路について迷いがでてきた息子。昔はあんなに具体的な夢を語っていたのにな。

関連記事:
 2016/03/24 『夢に向かって
 2019/03/08 『夢の扉への第一歩


先日たまたま、ある講演会の際に自分で取ったメモを発見しました。確か、息子が中学二年生の時、中学校が統合で閉校になる前の年です。懐かしいな。
ちょうどこの記事をアップした翌日でした。

関連記事:
 2017/09/11 『閉校、閉校、また閉校

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隣り合った小学校との合同保護者会で開催された、子育てについての講演会でした。講演者は地元のご出身で、国内外でも超有名な某企業の人事部門で、長年ご活躍しておられていたかたです。
何気なく、懐かしく見なおしていたら、ハッとしたくだりがあったので、このメモの一節を改めて残しておきます。講演者が話した言葉そのものではなく、ワタシなりに要約したメモなのであしからず。


やりがいのある仕事を探すのではなく
やりがいを感じる瞬間の自分を探す
自分が何にやりがいを感じるか?


実際は子供の教育について話してた内容でしたが、この時は何だか自分に対して言われているようで、ドキッとして慌ててメモったことを憶えています。

やってみないとわからない仕事に、働く前からやりがいがあるかどうかなんて、誰にもわかりません。今の自分が今の生活で、今という時の中で、どんなことに対してやりがいを感じるか、何に興味を持っているのか、何に面白みを感じるのか。

働き始めてからも同じですよね。今やっている仕事がどんなにつまらなくても、その中で、やりがいと感じたり、楽しいと思ったりすることが、一瞬でも一部でもあれば、そういう部分に焦点を当てて自分を見つめてみることが大切です。

そんな話をするとすぐに、やりがい搾取だ、という人もいます。確かに労働力に見合った賃金が必要なのは当然です。でもそれと、やりがいがあるかないか、とは別の話だと思うのですよね。何も、やりがいがあれば賃金安くてもいいなんて一言も言ってないのに。

やりがいがあれば、労働力が高まり、賃金も上がる。そんな好循環が一番望ましいと、誰しもが思うのは当然ですよね。

仕事上じゃなくてもいいんです。
普段の生活の中ででも、ふと感じた楽しさ、嬉しさを感じる瞬間があるはず。


「やりがいを感じる瞬間の自分を探す」

そういう考えでいれば、どんな職に就いたところで、自分の立ち位置を見つけたり、居場所を作ることは可能だし、そこに向かって進んで行くなら、人生いつでもやり直しはきくのだろう、と思います。

これからの進路に悩む息子と、この春に社会人として歩き出す娘の心に、少しでも残るといいな。


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やりたくないことこそ先に手をつける [育児]

以前、子供たちからガツンと言われたことがありまして。

関連記事:
 2021/04/01 『言っても無駄

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(いらすとや)


「絶対に理解できない」とまで言われ、打ちのめされたワタシ。いやしかし本当にそうなんだろうか。
このまま言われっぱなしも悔しい?ので、あれから自分なりにいろいろ考えたり、さまざまな情報を探しては、ネットをさまよったりしています。大げさかよw
ほかならぬ大切な子供たちのことです。少なくとも理解しようと努力くらいはしないとね。
そもそも、このワタシにいったい何が足りないと言うのだ(笑)。


で、たまたま見つけたあるblogに目が(手が?)とまりました。

参照記事:
 『自己否定なんか今すぐやめた方がいい、とりあえず現状を肯定してみることからすべては始まる』@生きづらいふ

勉強しなきゃいけないのはわかってるけどしたくない。
もしかして息子の現状はこういうことなのだろうか。だとしたら良くわかる。なんせワタシもそうだったから。

このblog、他の記事もいろいろ読んでみたけど、すごい良くわかる。この人、自分の心の中を客観的に冷静にキチンと分析してて、さらにはそれを整理して理路整然とわかりやすく言葉に表してる。凄い人だなーと思いました。
ご本人は自分のことを自己愛が強すぎて自己愛性パーソナリティ障害だと言ってるんですけど、それだけはちょっと違うかなーという気もします。多分頭が良すぎるんだろうなー。

参照記事:
 『行動したくない、努力したくないという人に必要な考え方』@生きづらいふ

この中の「100点じゃないなら0点の方がまし」というところ。

わかるーっ。ホント良くわかる。ワタシも昔はそう思っていました。
頑張ったところで100点に届かないなら、努力することが無駄に思えるんですよね。努力することが屈辱的というか。ならばいっそのこと努力しないで0点で良いや、という気持ち。
やっても解決しないことがわかっている、だからやっても無駄、だからやらない、という理論。

「努力しない方が今の自分の実力がわかる」なんてうそぶいて、努力しない言い訳を最初から自分に準備してたな。自分自身に結界を張ってた。立入禁止の黄色いテープ。ここから先へは努力なしには入れませーん、みたいな。
ジブンどんだけプライド高いのよ?

でも、社会人になって、いろんな失敗や挫折を経て、それぞれ結果のパターンが見えてきたんです。それは、やりたくないことや、面倒くさいこと、すぐに解決しないこと、そういうものほど「先へ延ばせば延ばすだけロクな結果にならない」ということでした。それはもう何度も何度もいやというほど経験しましたね。

今で言うコミュ障のワタシが、一番嫌だったこと。それはやはり会社での人間関係でした。
特に、会社と社員の間の折衝を取り持つ立場になった時は、自分のことじゃないことで怒られたり謝ったりする毎日でした。社員からの苦情を聴いたり、説得したり、諭したり、謝ったり。それ以前、管理してもらう立場だった頃と、見える風景が一変しました。周りからワタシに向けられる目も激変しました。
この時、人間が怖い、と心底思いました。震えるほど怖いと思いました。今はだいぶ慣れたけど、まだたまに感じることもあります。掘り下げると長くなるので、このあたりの話はまたどこかで記事にしようかな。

まぁそんなこともあって、その頃ワタシは少し病んでいました。そんなどん底の状況で、いや、どん底だったからこそ、気づいたのかもしれません。

嫌だなーと思って先に延ばすと、最終的に良い結果にならないことが多い。
もうやぶれかぶれです。それじゃあってんで、やりたくないことほど、意識的に先に取り掛かることにしました。そうするとなぜか、思いのほかスムーズに事が運んだりして。
いや、それより何より驚いたのは、嫌なことを実行するストレスよりも、先延ばしにすることで嫌だなーという負の気持ちが延々と長期間続くこと、そっちの方が結果的に強いストレスになっていた、という事でした。

嫌なことを先に済ませてしまえば、あるいは、たとえ解決しなくても仕掛かってしまうだけで、気持ちが非常に楽になることに気づきました。自信がつく、と言ったら大袈裟ですが、自分を許せる、やるじゃんって自分を肯定する気持ちが湧いてくるんです。逆に、仕掛らないうちはずっと自己否定が続くんですよね。
それからは、あえて嫌なことをどんどん優先して手をつけるようにしました。そうしたことで、精神的に楽になったりもしたし、それなりの結果もついてくるようになったりして、それがどん底から這い上がるための基礎体力(基礎精神力?)となったように思います。そして今思うと幸運なことに、這い上がるきっかけが、いいタイミングでやってきました。

関連記事:
 2008/07/08 『Vol.49 ライフ
 2021/06/04 『べきからの生還

おかげで今ワタシはここに生きているのかもしれません。
…話がそれそうなので戻します。


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(いらすとや)


「勉強しなくちゃいけないのはわかってるけどやりたくない」
「嫌なことはやりたくない」

今振り返れば、それってワタシも昔辿ってきた道でもありました。
これを克服するには

「一番やりたくないことを一番先に手をつける」

という逆転の対処法。
手をつけるだけ。解決しなくてもいい。なんなら、進捗すらしなくてもいいのです。
なんとそれが結果的に自分の精神を最も消耗させない方法でした。どうせやらなきゃいけないなら、最小限の消耗で済ませたいですよね。嫌なことを先送りすることこそ、エネルギーと時間の無駄でした。
これは、いろいろな経験をしてたどり着いた、ワタシの生きる術の一つ。今でもたまに忘れて失敗することもありますが。


なんて、わかったようなことを書きましたが、子供たちからは「そうじゃない!」「全然違ぁーう!」って言われるかな?
ワタシが子供たちを理解できるようになるのはいつの日だろう…。いや、そもそも、そんな日が来るのか?ってことですね。
いや、それでも理解したいとは思うし、理解できるように努力はするつもりです。
長ーい目で見ててください(汗)。


それにしても…。
先の方のblogを見てると、あまりにストレートにワタシの心に響くので驚きます。理系の頭脳と文系のインターフェースを持ち合わせてる感じですね。カウンセラーになれそう、とも思いました。
ひるがえって自分の文才のなさに愕然とします。だらだらと長いだけで、話に全然脈略がないし、整理されてないし、語彙もない。ウイットのウの字もセンスのセの字もない。文章ぐちゃぐちゃやんw。頭の悪さが露呈してますね。

ま、別にいいんです。自分のための備忘録ですから。
その時その時に思ったこと感じたことを書き残せればそれでよし。最終形態を目指しているわけではないので、出来上がったものが何かの形にならなくてもいいんです。
有象無象万歳!(言い訳~:笑)



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ロス、その後 [育児]

以前、娘が大学進学して一人暮らしを始めたため『娘ロス』になり、その翌年は、息子がこれまた進学して寮に入り『息子ロス』となりました。
その時書いたそれぞれの記事が、年間通して結構アクセスがあるのですが、なんででしょうね。

関連記事:
 2018/04/26 『娘ロス
 2019/04/10 『息子ロス

世の中それほど子供のロスに苦しむ親が多いのでしょうか。
まあ、ウチの場合は二人が立て続けに出ていったので、なおさらロス感が倍増したのかもしれません。
でも、息子については今は寮を出て自宅から通っていますので、その後はロスを抜け出して、また忙しい日々に戻っています。良いのか悪いのか。まあ、嬉しい悲鳴、ですかね。

関連記事:
 2019/12/06 『子は親の背を見て育つ

娘のほうは相変わらず何の連絡もよこしもしません。SNSでメッセージを送っても、反応は何日か経ってから、なんてこともざらです。でもまあ、本人はもう成人ですから、無理もない、諦めなさい、子離れしなさい、と周りからは言われそうではあります。
とは言っても、いつまでたっても親は親ですから、心配するのは当然のことです。これはもうどうしようもない、全人類が共通に歩んでいく道なのです。

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関連記事:
 2020/11/13 『子の道、親の道
 2021/03/17 『今度いつ帰る

たまには会いたいよーん。(切実)
ところがなぜかその辺、カミサンのほうは結構ドライ、というか、サバサバしているというか。

「どうしてるのかなー」

なんて言って水を向けても。

「ソウネ」

みたいな感じ。
心配してはいるんだろうけど、あんまり浮足立ってないっていうか。
母親ってそういうもん?
信じているから揺らがない、ってことなんだろうか。
いや、別にワタシだって信じていないわけじゃないんだけどね。
たまには会いたいじゃない?直接、顔を見て話をしたいじゃないですか。

でもでも、この夏は、ちょこっとだけだけど、直接会えそうなのです。わーい。今から待ち遠しいなー。
迎えに行ったり、帰りは送ったり。ちょうどワタシも夏休み中になるんですけど、久しぶりの長距離ドライブなもんで、実はそれ自体もちょっと嬉しいのです。

ただ…。それが終わると…。
また、ロスがぶり返さないかと。そっちが心配(泣)。


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育休メンズ、街をゆく [育児]

先日会社で女性社員から言われました。

「最近ウチの会社もやっと育休や短時間の相談にくる男性が出てきたけど」
「そういえば、GEN11さんが先駆けだったよね」

関連記事:
 2006/01/16 『育児短時間勤務はじめました(笑)

そうかー。そうだった。
思い返すと、息子がまだ2歳の頃。一時おばぁが入院することになったんです。そうなると、日中自宅で見てくれる家族がいないので、娘がすでに通っていた保育園に一時保育をお願いし、その後は未満児保育として受け入れてもらいました。未満児は園のバスに乗せてもらえないので、保護者の送迎が必要です。カミサンと相談した結果、当時出退勤時間に縛られる必要がなかったワタシが必然的に送迎をすることになりました。

ワタシは当時、いわゆる、裁量労働制でした。1時間出勤しただけでも1日勤務したことになります。逆に何時間残業しても1日は1日。タイムカードは出勤があった記録だけ取れればいいんです。
しかし、ある程度時間が自由になるとはいえ、他の社員の手前、毎日毎日遅刻早退するのも気がひけます。そんなことを総務に相談したところ「育児短時間制度を使ったら?」と勧められたわけです。

あれから15年以上経ちますが、この育児短時間制度を使った男性社員は、今に至るまでワタシだけのようです。それでも最近は、育児休業を希望する男性も出てきている様子。

「ようやく時代がワタシに追い付いてきた」

女性社員にはそう答えて。…笑われました。

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でもホントそう思います。
あの当時は、おむつ替えスペースなんてものは女性用トイレにしかなく、ワタシが乳幼児を抱えて出かけた時などは、おむつ替えができる場所は車の中くらいしかありませんでした。
息子の時には、娘はもうおむつは取れてましたけど、一人だけで用は足せないので、男性用トイレにみんなで一緒に入り、個室で用を足したり。
今は多機能トイレがどこにでもあるし、ところによっては、おむつ替えスペースがトイレの外で共用になってたりして、少し羨ましく思います。あの頃とはずいぶん時代が変わったんだなー(遠い目)。

トイレだけでなく、女性側の意識も今とは違いましたね。
保護者会に出れば「母親は?」って、先生(女性)からも保護者(女性)からも好奇な目で見られるし。そもそも、保育園からのお便りはすべて母親向けに書かれたものばかりでした。中には表題に「おかあさんへ」と書かれたものさえありました。

「いやウチは、育児主担当は父親なんだけど」

って何度思ったことか。


娘の通ってた保育園の閉園式では、出席した母親にむけて園児一人ひとりが感謝の言葉をひとこと言って花を一輪渡す、という趣向の中で、父親が一人ポツン。あの時はみんな「お母さん、いつもお弁当をありがとう」って言って(多分言わされて?)ました。父親が出席したウチの娘は、おそらくいろいろ悩んだのでしょう。娘はワタシに「いつもありがとう」とだけ言いました。
実際お弁当を作ってたのはワタシなので、そこは「お弁当をありがとう」でも良かったのだけれど、その頃はまだ父親の弁当とは知らなかった娘は、何て言ったらいいのか、きっと幼い頭でかなり悩んだんだろうなーと思い、感謝の言葉をもらった嬉しさより、切なさ哀れさで泣きそうな閉園式でした。

関連記事:
 2005/03/28 『さよならぼくたちのほいくえん


えー、何の話だっけ…。
そうそう、父親の育児の話でした。
今から15年くらい前、育児や家事をする父親って本当にいなかったですね。ワタシの周りが特殊だったわけではなく、そういう時代だったのです。

関連記事:
 2006/12/01 『父親は集まっても父親の集まりにはならない


最近は「イクメン」とかも言い古されて、口に出すのが逆に恥ずかしいような感じではありますが、それでも育児休暇、育児休業を使う父親となると…まだまだかなと思います。看護を理由に有給休暇を取るくらいがせいぜいかな。世の父親たちにはもう少し頑張ってほしいところです。もちろん企業側も。

というのは建前で。
個人的な感想で言うと、育児や家事の男性参加促進で一番の抵抗勢力は、なぜか女性だったなー(ぼそっ)。テレビとかで育児改革を見聞きするたびに、一番意識を変えなきゃいけないのは、本当は女性側だよなーっていつも思ってました。
昔の話なので、今はもう違うのかもしれません。


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公式は暗記しない [育児]

息子 「はぁー…」

駅まで送る道すがら、朝からどんよりな息子。
何かなー?って思っていると。

息子 「お父さん、微積(微分積分)って得意?」

おーそうか。今日は微積の授業があるのね。
頑張れー。

ワタシ 「得意か?と聞かれたら、得意ではないかな」
    「でも、数学は全般的に好きだな」

やめときゃいいのに。
またもや、一言多いワタシ。

ワタシ 「脳みそ絞り切る感じが気持ちいい」
    「手持ちの武器をフルに使って大きな敵を倒す感じが楽しいな」

息子  「あー…」

たぶん理解はしてもらえないな(汗)。
元々理系なワタシなんで、自分の気持ちや感覚を言葉で上手く表現できるわけがありません。なのでここで少し補足説明をしときます。
(これが理系の悪い癖w)


数学の授業って、武器の作り方を教えてくれる場所、とか、魔法を教えてくれる場所、だと思うんです。
もっとも基礎的で一番弱い武器が四則演算で、それを上手く組み立てていって、いろいろな公式や理論という、強い武器や魔法が出来上がります。それらを駆使してテストという敵に立ち向かうわけです。
個人の感想ですw。

強い武器や魔法があれば楽して戦えます。でも武器や魔法を忘れたとしても戦えないわけではありません。組み立て方さえ憶えていれば、その場で使える(憶えている)部品を組み立てて戦える武器にすることができます。その代わり時間はかかります。

ワタシが高校生時代。テスト中に公式をど忘れしてしまい、授業の内容を思い出しながら、必死こいてその場で公式を導き出し直したことが、何度もありました。そんな時はマジで時間がなくて、脂汗タラタラ、息をするのも忘れて一心不乱でした。
いくら考えても公式は出てこない。でも集中していると、授業の様子が何となく浮かんでくるんです。あーあの時先生がこんなこと言ってたなーとか、その時自分はこんなこと思ったなーとか、教室の雰囲気だとか、腹のすき具合だとかw。

試験中に授業の追体験?
日本語がおかしいですケド、そんな感じです。

もっと言えば、どうやってその公式が成り立つのか、それさえ理解してしまえば、いざという時には公式を使わなくても解けるってことです。だから、普段から授業は真面目に集中して聞いていました。逆に公式を丸暗記しようとは思いませんでしたね。公式自体はたとえ忘れても何とかなる、と思っていました。

school_test_seifuku_boy.png
(いらすとや)


そもそもワタシは暗記が苦手だったんです。だからいつも地歴の類が全然ダメでした。いや今でもそうです。どちらかというと文系に近い息子は、公式まるおぼえのほうがやりやすいのだろうか。ま、人間、得手不得手があるってこと。自分のやりやすい方法を見つける、のが良いと思います。(押し付けません)


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おまえたちサイコーだぜ [育児]

前回あまりにもやさぐれた記事を書いたもんですから、大変な反響がありました…子供たちから(汗)。
夜、寝ようと布団に入ったワタシを叩き起こして息子が直談判。そして次の日には、晩ご飯を食べ、お風呂から出た後の、娘からの電話。娘の電話には途中から息子も加わり、通話時間がなんと2時間の、めっちゃ長電話となりました。この世の中、思春期前後の子供とそんな長話してる父親っている?
とは言え、思いがけず子供たちと、普段恥ずかしくて話せないような深い話ができて、とても有意義でした。
改めて、ウチの子供たちってサイコー!って思いました。(親馬鹿かよ)

pose_gutspose_family_set.png
(いらすとや)


親なんて結局、子供が成長するのと同じ時間しか親やってないんですから。いろいろ試行錯誤なわけですよ。でも子供から見ると、親は絶対的存在だそうで、何でも知ってて何でもわかって何でもできる…みたいな。そんなわけねーだろ(笑)。
今回の件で、子供たちがわかったことがあるそうです。

「親も傷つくんだー」

おいっ(笑)。
親だって人間だってのー。ひどいこと言われりゃ凹むし悲しくもなるわい。


子供たちは子供たちなりに色々と悩み苦しんでいます。でも考え方はすごくしっかりしている。すごく冷静に、すごく深く突っ込んで、自分というものを観察しているんだな、と思いました。少なくともワタシが同じ世代だった頃とは雲泥の差です。自分の子供とは言え、本当に驚きました。

この際ついでなので、ワタシが今まで生きてきたことで得た、人生の心得のようなものも披露しておきました。
それは、何か行動する時に誰かのためと思ってはダメってこと。誰かや何かのためって思った時点で、それはエゴ、思い上がり、あるいは押し付けでしかありません。行動の理由は「自分がやりたいから」だと思いなさい、と。
誰かのために何かをすると、どうしても見返りを期待してしまいます。また、それが思うようにいかなかったり、失敗したりしたら、その人のせいにしてしまいがちです。そんなことを続けていると、嫌いな人がどんどん増えていってしまいます。でも自分がやりたくてやったことなら、もし失敗してもそれは自分のせい。だから、自分がやることは自分がやりたいからやっているだけ、という意識でいなさい。誰かのために…とか思っちゃダメだよ、という話をしました。
これは、以前の記事で書いた「最終決定者は自分」という考え方を、さらに推し進めて、この歳でようやく辿り着いた、最新で最終形態とも言うべき、現在のワタシが生きるための指標であります。

関連記事:
 2008/07/08 『Vol.49 ライフ


もしコロナがなかったら、直接顔を合わせていろんな話ができたのに…なんて一瞬思いもしましたが、いやいや違うぞと思い直しました。コロナ禍だからこそ、普段恥ずかしくて話せないようなことを、この機会にじっくり話せたのかもしれません。不幸中の幸い?怪我の功名?それを言うなら「人間万事塞翁が馬」か。
また改めてこういう機会を作ろうと、子供たちと約束しました。今度はカミサンも交えてね。

ホント、ウチの子供たち、サイコー!
(大事なことなので2回書きました)


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