死者に出した手紙 [ちょっといい話]
ある夫婦が結婚20周年を迎えました。
その記念として、結婚式に出席した方たちに、自分たちの近況を手紙にして送ったそうです。
冗談半分のつもりだったのでしょうが、自分たちの両親にも出しました。
両親はすでに他界しています。
宛先は「〜霊園内〜区〜番〜家 戒名〜」。
夫婦は、2〜3日もすれば当然宛先不明で帰ってくる、と思っていました。
ところが何日しても手紙は戻ってきませんでした。
不思議に思いながらも、その夫婦は墓参りに行きました。
するとどうでしょう、遠めに見るとお墓に白いものがヒラヒラと見えています。
駆け寄ってみてみると、それは自分たちが出した手紙でした。
その手紙は…。
雨にぬれないように、ビニールできちんと包まれ…。
風に飛ばされないように、石をのせてありました。
以前、郵便局の記事を書きましたが、この話、あの局員に聞かせてあげたいです。
ま、郵便局員だけといわず、今の世の中には無くなってしまったものが、この話の中にはありますね。
ところでこの手紙には、他の方へ宛てた手紙と同じ近況報告に、書き加えられた一節があったそうです。
「お盆には皆さんでお越しください。目印に迎え火をいつもの所に用意しておきます」…と。
モコさん
そっとnice!をありがとうっ。
by GEN11 (2006-02-25 06:23)
(T-T)
by アキオ (2006-02-28 01:53)
ステキです。
コトバが想い浮かばないです。
by nal (2006-02-28 09:35)
akioさん
nice!&コメントありがとうございます。
そっと涙をありがとう(笑)。
nalさん
この話を聞いて素直に「良い話だ」と思える人は、今の世に何人くらいいるんでしょうか?(泣)
悲しいことです。
by GEN11 (2006-03-08 12:45)