張り紙された教室

先日、学校からこんなお便りが届きました。

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現在、理科の時間に、「昆虫を育てよう」という学習をしています。
教室でモンシロチョウを飼育しています。
幼虫がさなぎになったときに、こんなことがありました。

飼育ケースの壁に登ってそわそわしていた幼虫がいたので、「さなぎになるかもしれないよ。よく観察してみよう」と言いました。
子供たちは、「えー、本当？！すごいすごい」と興奮気味だったので、「静かに観察しないと、さなぎになるのをやめちゃうかもよ」と釘をさしておきました。

次の日教室に行ってみると、教室のすべてのドアや窓が閉められていて、ドアにはこんな張り紙がしてありました。

「さなぎがいます。しずかにしてください」

小さな生き物を大切に育てようとする、子供たちのやさしい心にとても感動しました。
子供たちに見守られて、無事にさなぎになったモンシロチョウが、羽化して大空に羽ばたくのが楽しみです。
そして、子供たちが、いつまでもそのやさしい心を持ったまま、羽ばたいていってほしいな、と思いました。
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先生のやさしい視線を感じ、親としてはとてもうれしいお便りでした。

3年生総勢11名のこのクラス。
都会では考えられないことでしょう。
でも、教育とは効率の良し悪しで推し量るものではない、と強く思います。

一人一人の顔が見えない（見る余裕の無い）教育というものが、何をもたらすのか。
今の社会がそれを表しているような気がしてなりません。

コメント 5

とても良い話ですね！　子供たちも素敵ですが、こういうお便りをくれる先生も素敵ですね。　最近はモンスター何とかが話題になりますが、大多数の先生は頑張っていて、良い先生が多いのかもしれないと思います。
by m-kurata (2008-06-24 00:13) 

先生は子ども達の行為にほんとに感激したんですね（*^-^*）
都会ではありえない光景、ありえない感動でしょうね。


by ぽむ (2008-06-24 09:22) 

Shunさん
はじめまして。
nice!ありがとうございます。

ねこさん
そっとnice!をありがとうございます。

m-kurataさん
ほとんどの場合、学校や先生よりも親の方が問題だと思います。
良い先生は多いですよ。

ぽむさん
教室の3分の1しか机がない光景。
室内で体育ができてしまう（しないって：笑）教室。
確かにありえない。
後、何年かしたら他の小学校に統合されてしまうんですけどね。

by GEN11 (2008-06-24 19:18) 

いいはなしですねぇ。

ただ、昨今のほんとの都会の学校って
児童数減りまくってますよね。
ダイジョブか？日本、、って感じであります。
by アキオ (2008-07-04 15:09) 

飛行機雲さん
そっとnice!をありがとうございます。

アキオさん
一時期そうでしたけど、最近はまた増えてるんじゃないんですかね、都会の児童数。
そんな報道を見たことがあります。
by GEN11 (2008-07-06 07:58)