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Vol.60 黒いスーツのサンタクロース 座キューピーマジック [座キューピーマジック]

先日キューピーマジック公演『Vol.60 黒いスーツのサンタクロース』を観にいってきました。
今回はキューピーの第60回目の公演、加えてキューピーマジックプロデュースになって10回目の公演だそうです。
いやぁメデタイメデタイ。

実は今回公演のリーフレットに、前回公演のカミサンの感想文が採用されておりまして、2名様ご招待ということにしていただきました。
しかし、カミサンは仕事の都合で予定が合わず。
残念ながら、ワタシと子供たちだけで予定を立てました。
例によって、土曜日のマチネです。

ところが今度は娘が行けないと言い出しました。
そもそも当日は部活(吹奏楽部)とかぶっていたので部活は休みなさいと言っていたのですが、三年生が抜けたため彼女のパートは1人だけになっていて休むわけにはいかない…と。

「キューピーと部活。いったいどっちが大事なんだ?」

と無理強いするも、コンテストが近いこともあり、泣く泣く断念することに。
家族はそんな状況なので、久しぶりに知人夫妻をお誘いし、弟くんとワタシ、4人での観劇となりました。

前回同様、今回も移動はクルマです。
同じ失敗をしないよう、今回は大通りに面した駐車場を前もってチェック。
余裕を持って出発したこともあり、ノントラブルで目的地到着。
首都高の渋滞もなく、逆に早く着きすぎたおかげで、あまり時間を気にせず、ゆっくりお昼を食べることができました。

お昼のことを言えば、「千草」がなくなってたのは残念でしたね。
カミサンにメールしたら、速攻で泣きの返信が帰ってきました。
「和食、和食」と言ってた息子でしたが、近くのつけ麺屋を見つけた瞬間軌道修正。
今度は「つけ麺、つけ麺」と、うるさいことこの上なし。
結局つけ麺屋さんでお昼となりました。
なぜだかわかりませんが、お店のお兄さんと意気投合した弟くん。

「美味しかったです。また来ます!」

「また来てね~」

なんて感じで店を出てきました。
さらには公演終わって帰るときに、「また入りたい」なんてぬかしておりましたが、さすがに勘弁していただきました。

さてさていつも長い前置きですみません。
以下、ネタバレあります。
ご注意ください。




先に書きましたが今回は60回目の演目。
継続は力なり。すごいですね。
何に関しても飽きっぽいワタシは、ただただ頭が下がります。

座長のDMによると大幅にリライトしたとのこと。
5年ぶりの「黒サンタ」。どんな公演になるのか楽しみでした。
が、幕が開いてみるとちょっと問題が…というか、問題はワタシにあるんですが。

あんまり長く「黒サンタ」を観ているもんで、気づいちゃうんですよ。
「あっあのセリフが…」とか「ここって前こうだったよな」とか。
大幅にリライトしたということなので当たり前なんですが、いちいち気になっちゃう。
イカン。これではイカン!と思い、これはもう別の演目なのだと頭に言い聞かせ、気持ちをあらためた物語の序盤でした。

それが功を奏したのか何なのか。
思いのほか気持ちの切替がうまくいったのか、結果的には新しい物語としての目で観ることができたような気がします。

「懐かしくて新しい…」
観終わってそんな感覚が残りました。




客出しの際に座長さんとお話できました。
というか弟くんが話したがっていて、他のお客さんの対応をさえぎってのお話でしたが。
申し訳ありませんっっっ(汗)。

「毎回新しくしようと頑張ってます」

座長さんはそんなお話をしてました。
でもワタシの場合、新しさ(目新しさ?)というより、「懐かしい新しさ」を感じたんですよね。
うまく言い表せないんですが…。
その昔、初めて「黒サンタ」を観たときと同じような感覚。
時を越えてその感覚を改めて感じた、そんな感じです。
…あ、それってやっぱり目新しいってコトなのかな?



プロデュースなので、確かに役者のデコボコ感はあります。
ただそれも昔の「劇団」のキューピーマジックでも存在してました。
まぁどこの劇団でも大なり小なりデコボコしてるもんですが、少なくとも例の「言葉のキャッチボール」が表に出てくるまでは顕著だったように思います。
そんなこともあって、昔に戻ったような感覚を受けたのかもしれませんね。

あと感じたのは、登場人物たちの存在感が増していたこと。
キャラが立つってこういうことなのかな?
セリフが整理された台本だからなのか、演出の意図があってなのか、と思っていたら、帰りがけに役者の西山さんから「座長は主人公をデニスグッドより、売れない女優にしたがってた」というようなお話を聞きました。
それで納得しました。
ワタシ的には、デニスグッドの存在感が控えめになったように感じたんです。
そのせいか売れない女優だけでなく、新聞勧誘員や友則なんかの存在感がしっかり出てきて、すごくバランスが良かったように思いました。
実際、新聞勧誘員も友則も、すごく良かったですしね。




なんて、ここまで引っ張っておいてなんですが…。
偉そうなこと長々と書いてしまいましたが、そんなことはどうでも良いことなんです。

一番大切なのは、帰りに持って帰ってきた「印籠」ですよね。
ふんわりと暖かい気持ち。
きゅーっと自分を抱きしめたくなるような、そんな気持ち。
それから、明日も頑張ろうっ!という前向きな気持ち。
そんな、強く、優しい気持ちがいっぱい詰まった「印籠」を、持ち帰らさせていただきました。
みなさんはいかがでしたか?
えっもらってない?おかしいな。
ワタシには「印籠」握りしめて人ごみに消えていく人たちが、沢山、沢山いたように見えたのですが…。

ただ、あれですよ。この「印籠」。
定期的にキューピーマジックの公演を見に行かないと、本当にカラになってしまうという、ちょっとやっかいな代物なんですよね。
なんせ、中に入っているのは「有期」なんで(爆)。

お後がよろしいようで(笑)。いてっ…

IMG_0001.jpg


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GEN11

makimakiさん
そっとnice!をありがとうございます。


by GEN11 (2013-12-08 15:35) 

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