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遙かなる宇宙(そら)の呼び声 [今を生きる]

いつまで続くかわからない代車生活で、気分は落ち込みがち。
そこで、天気の良い時を見計らって、ちょっとお出かけしてきました。

以前から行ってみたかった、臼田宇宙空間観測所。
その昔、小惑星探査機はやぶさ初号機が、任務途中に通信途絶で行方不明になった際、昼夜を問わない関係者の必死の努力により、偶然はやぶさからの微かな信号を捕まえたという、ワタシにとってはもう聖地のような場所です。

関連記事:
 2010/04/16 『3年遅れのただいま
 2010/06/05 『はじめてのおつかい


天気も良く、ちょうど紅葉も始まったばかりで景色が良いだろう、と思っていましたが、予想していたよりも道路事情が悪くて、この道でいいのか?と、少しずつ不安になってきた頃。木々の間から突然、白い巨大なものが現れました。まるで、いつもの10倍くらいありそうな大きな月が、山から昇ってきたかのようでした。

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はやる気持ちを抑えながら、注意深く車を進めていくと…。
ありました、ありました。臼田宇宙空間観測所!
いやー、直径64mのパラボラアンテナ、でかいです!本当にでかい!

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大きくて迫力があるのは、確かにそうなんですが。
それより何より…。
自分の持つ、ありとあらゆる言葉を駆使して表現するならば。

「かっこいいっ!」(語彙よ)

ホントこの言葉一択です。
次に挙げるとすれば。

「美しい…」(だから語彙…)

ある意味、モニュメントとか美術品のように感じます。
よくぞこれほどのものを、こんな山奥に作ったなー。

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パラボラアンテナを正面側から見ると、表面のタイル状の反射パネルや、副反射鏡を支えるトラス構造が、まるで巨大宇宙船のようです。

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歩き回って写真を撮っていると、守衛さんが声をかけてくれて。

「ちょうど動きますよー」

ぐわーーーん、という轟音とともに、巨大なパラボラアンテナが大きく向きを変えるところを見ることが出来ました。もう大興奮です。まるで、宇宙戦艦が主砲を構えるかのようです。これぞ男のロマンです。
思わず小学生に戻ったかのように興奮したひと時でした。


(20倍速)

紅葉の季節とは言え、平日の午前中だったので、ワタシが着いた時は他に誰も見学者はいませんでした。その後、お昼を過ぎて何人か来ましたが。それまでしばらく、守衛さんとお話ししていました。

見学者のピークは、ゴールデンウィークと夏休み期間中だそうで、その頃は結構混み合うようですね。
冬期は道路事情がさらに悪くなるので、11月の半ばくらいには見学終了にするとのこと。ただ、見学期間が終了になっても、正門前までは来てもいいそうで、実際、雪が降っても写真を撮りにくる人がいるみたいです。
職員の通勤用に除雪はするとのことでしたが、標高1,500m弱なのでガチガチに凍るでしょうから、それ相応の装備は必要です。通勤の職員さんが、途中で車を諦めて徒歩で登ってきた、なんてこともあったそうです。
思わず「熊は大丈夫ですか?」と聞いたら、鹿は出るけど熊は出ない、とのこと。でも、最近の熊出没ニュースを見ていると、あまり安心できませんよね。
見学者も少なかったので、かなり長い時間、守衛さんの楽しいお話が聞けました。なかなか面白い方だったなー。

もし、もっと近かったら、年内にもう一度くらいは見に行きたいところです。しかし、如何せん遠すぎます。途中高速道路を使っても、片道3時間ですからねー。ちょっと行ってきまーす、ってわけにはいきませんわ。
…いや、ワタシのことだから、ふらーっとまた行きそうですねw。

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でも、また何度も行きたい場所(ドライブの目的地)が増えて嬉しいです。
今度は家族を連れて行きたいな。てか、子供たちがもっと小さい時に連れていけばよかったなー。
特に宇宙に興味がないお子様でも、あの迫力は一見の価値があります。ぜひご自分の眼で直にご覧下さい。おススメします!


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