愛車遍歴11 [車]
話は少しさかのぼって。
ワタシのホンダオデッセイがまだ絶好調で走り回っていた頃。
これ以上何を望むのか?
主にカミサンが乗ってはいたものの、Audi A6 Avant 3.0 quattro(C5系)はワタシ的には最高の車でした。ところが2回目の車検を取る頃には、いろいろと問題が出てきてもいました。
一番はMMIの不調。
リアカメラを後付けしたりiPhoneを有線接続できるようにしたせいなのか、たまにMMIがブラックアウトすることがありました。
またDVDナビのドライブ故障で地図ディスクが読み込めず、ナビゲーションは完全に使用できなくなっていました。中古のMMIユニットを探したりもしましたが、なかなか見つかりません。新品となると一体いくらかかるのか見当もつきません。とりあえずカミサンの常用なので、ナビは使えなくても我慢して乗っていました。
そうこうしているうちに新しいA6 Avantが発売になっていました。
ある時たまたま仕事でディーラーの近くに行ったんです。
たまたまですよ。ホント。
関連記事:
2006/05/23 『やめときゃよかった』
たまたま試乗した新型A6 Avant。モデル的にはC6系と言います。
C5系のA6 Avantで気になっていた、リアがゆさゆさする挙動がまったくなくなっていました。やっぱりそこはユーザーからフィードバックがあったんでしょうね。格段に足回りが向上していました。パワーやトルクも上がって、若干大きくなったボディなのに、すごく軽々と走りました。重量感はなくなってて、でも重厚感や安定性は変わりません。逆に雪道はこっちのほうが安心して走れます。
ということで、「別に今のままでも…」と渋るカミサンを説得し、思い切って買い換えてしまいました。
これ以上は望めないはずの車…の上を行く車。
新型A6 Avent 3.2 quattro(C6)です。
ところがそうはうまくいかないのが世の常。納車時から問題発生…。その辺の詳細は当時の記事をご覧ください。
関連記事:
2006/09/22 『納車されたようなされてないような?』
この電動チルトの不具合は何度もありました。
新しいA6はリモコンキーに合わせてシートポジションやドアミラーの設定を覚えさせることができて、自分のキーで乗り込むとシートやステアリングやミラー位置が自動調整されるんです。そしてエンジンを停めた時はステアリングが逃げて、乗り降りしやすくなります。これ結構好きで使ってたんですが、あんまりチルトが故障するので半固定にして、自動調整は使うのやめました。持病なんだと思って(泣)。
その他では本当に何にも問題はありませんでした。これ以上何を望むのか?っていうくらい(またか…汗)。
強いて言えば(あるのかよ)、リアのランプがLEDのツブツブ感丸出しで、そこだけはちょっと不満でした。ネオン管みたいな感じだったらさらに良かったんですが。
後は(まだあるのかよ)、リアワイパーが雪の重みですぐ折れる(笑)ことくらいです。
関連記事:
2006/12/31 『最近の車の対環境性能』
2015/01/26 『悪夢再び』
そのほかはホントに文句なし。スンバらしい車です。
ステアリングに連動して左右に動くアダプティブヘッドライト。最初は何?こんなの、と思っていましたが、使っていると微妙に便利だったり。
何より、しっかりと守られた感のあるキャビン。
フラットで重厚な走り心地。
トルクもパワーも充分なV6エンジン。
ゆっくり走ればゆるゆるとリムジンのように走り。
軽く踏み込めば滑らかに吹け上がるV6エンジン。
みしりとも言わない内装。
分厚い革を使ったレザーシート。
リアシートにまで付いているシートヒーター。
普通のカーステレオでは聞こえない音まで聴こえるボーズ製スピーカー。
そしてそして、雪道ではがんとした安定性を誇るquattroシステム。
どれを取っても、何を思い出しても、ホントこれ以上はいらない。と今でも思える車です。
そりゃS6やRS6とかに比べたら動力性能はかないません。でもワタシはそこまでは不要。雪道では持て余すだけですもんね。素のA6で充分です。
この車なら20年30年と乗り続けられるだろうと思っていました。
しかしそれなのに、ああそれなのに。…別れは突然やってきました。
まる9年間乗り、4回目の車検を取った次の年。10年目の冬でした。
ある日の朝、会社で朝のミーティングをしているところに、カミサンから携帯に電話がかかってきました。通常なら無いことです。何があったのかと慌てて出てみると。
「事故りました…」
とのこと。
相手は?怪我は?とりあえず最悪の状況ではない様子。ミーティングはごめんなさいして、事故現場に直行しました。
まあ壊れたもんはしょうがない。人間が壊れなかっただけ良かったと思うしかありません。
相手は軽自動車。カミサンは丁字路の突当たりを右折しようとして、左から来る車両を見落としたのです。コリジョンコース現象ってやつですね。田園型交通事故とも言います。もしかすると助手席側Aピラーの陰になってたのかもしれません。
そもそも一時停止した時によく確認していれば起こらない事故。一時停止はしたのでしょうが、それまで車をまったく認識してなかったので、車はいないという思い込みで発進したようです。
とは言え一時停止はカミサン側。相手側が優先でしたので、弁解の余地はありません。
相手の軽自動車は弾き飛ばされて田んぼに。それでも相手のドライバーさんには大きな怪我もなく、打撲で数回通院したくらいで済みました。車は廃車でしたが。
A6もフロント(主に冷却系)にかなりダメージがありました。A6はアルミボディですから、逆に軽自動車のほうがダメージが少なく見えました。でもA6もエンジンはかかりましたし、路肩に寄せたり、キャリアカーに積んだりは可能だったので、淡い期待を持ったのですが、修理屋さんの見立てでは修理代は百万単位でかかるだろうとのことでした。
そんなこんなで、ディーラーとも相談して、ワタシ史上最高の車、10年目のC6系A6 Avant 3.2 quattroは泣く泣く廃車となりました。
関連記事:
2016/02/10 『ドナドナ』
取り急ぎカミサンの通勤車が何か必要です。
次は国産車の中古かな…。
ワタシのホンダオデッセイがまだ絶好調で走り回っていた頃。
これ以上何を望むのか?
主にカミサンが乗ってはいたものの、Audi A6 Avant 3.0 quattro(C5系)はワタシ的には最高の車でした。ところが2回目の車検を取る頃には、いろいろと問題が出てきてもいました。
一番はMMIの不調。
リアカメラを後付けしたりiPhoneを有線接続できるようにしたせいなのか、たまにMMIがブラックアウトすることがありました。
またDVDナビのドライブ故障で地図ディスクが読み込めず、ナビゲーションは完全に使用できなくなっていました。中古のMMIユニットを探したりもしましたが、なかなか見つかりません。新品となると一体いくらかかるのか見当もつきません。とりあえずカミサンの常用なので、ナビは使えなくても我慢して乗っていました。
そうこうしているうちに新しいA6 Avantが発売になっていました。
ある時たまたま仕事でディーラーの近くに行ったんです。
たまたまですよ。ホント。
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2006/05/23 『やめときゃよかった』
たまたま試乗した新型A6 Avant。モデル的にはC6系と言います。
C5系のA6 Avantで気になっていた、リアがゆさゆさする挙動がまったくなくなっていました。やっぱりそこはユーザーからフィードバックがあったんでしょうね。格段に足回りが向上していました。パワーやトルクも上がって、若干大きくなったボディなのに、すごく軽々と走りました。重量感はなくなってて、でも重厚感や安定性は変わりません。逆に雪道はこっちのほうが安心して走れます。
ということで、「別に今のままでも…」と渋るカミサンを説得し、思い切って買い換えてしまいました。
これ以上は望めないはずの車…の上を行く車。
新型A6 Avent 3.2 quattro(C6)です。
ところがそうはうまくいかないのが世の常。納車時から問題発生…。その辺の詳細は当時の記事をご覧ください。
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2006/09/22 『納車されたようなされてないような?』
この電動チルトの不具合は何度もありました。
新しいA6はリモコンキーに合わせてシートポジションやドアミラーの設定を覚えさせることができて、自分のキーで乗り込むとシートやステアリングやミラー位置が自動調整されるんです。そしてエンジンを停めた時はステアリングが逃げて、乗り降りしやすくなります。これ結構好きで使ってたんですが、あんまりチルトが故障するので半固定にして、自動調整は使うのやめました。持病なんだと思って(泣)。
その他では本当に何にも問題はありませんでした。これ以上何を望むのか?っていうくらい(またか…汗)。
強いて言えば(あるのかよ)、リアのランプがLEDのツブツブ感丸出しで、そこだけはちょっと不満でした。ネオン管みたいな感じだったらさらに良かったんですが。
後は(まだあるのかよ)、リアワイパーが雪の重みですぐ折れる(笑)ことくらいです。
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2015/01/26 『悪夢再び』
そのほかはホントに文句なし。スンバらしい車です。
ステアリングに連動して左右に動くアダプティブヘッドライト。最初は何?こんなの、と思っていましたが、使っていると微妙に便利だったり。
何より、しっかりと守られた感のあるキャビン。
フラットで重厚な走り心地。
トルクもパワーも充分なV6エンジン。
ゆっくり走ればゆるゆるとリムジンのように走り。
軽く踏み込めば滑らかに吹け上がるV6エンジン。
みしりとも言わない内装。
分厚い革を使ったレザーシート。
リアシートにまで付いているシートヒーター。
普通のカーステレオでは聞こえない音まで聴こえるボーズ製スピーカー。
そしてそして、雪道ではがんとした安定性を誇るquattroシステム。
どれを取っても、何を思い出しても、ホントこれ以上はいらない。と今でも思える車です。
そりゃS6やRS6とかに比べたら動力性能はかないません。でもワタシはそこまでは不要。雪道では持て余すだけですもんね。素のA6で充分です。
この車なら20年30年と乗り続けられるだろうと思っていました。
しかしそれなのに、ああそれなのに。…別れは突然やってきました。
まる9年間乗り、4回目の車検を取った次の年。10年目の冬でした。
ある日の朝、会社で朝のミーティングをしているところに、カミサンから携帯に電話がかかってきました。通常なら無いことです。何があったのかと慌てて出てみると。
「事故りました…」
とのこと。
相手は?怪我は?とりあえず最悪の状況ではない様子。ミーティングはごめんなさいして、事故現場に直行しました。
まあ壊れたもんはしょうがない。人間が壊れなかっただけ良かったと思うしかありません。
相手は軽自動車。カミサンは丁字路の突当たりを右折しようとして、左から来る車両を見落としたのです。コリジョンコース現象ってやつですね。田園型交通事故とも言います。もしかすると助手席側Aピラーの陰になってたのかもしれません。
そもそも一時停止した時によく確認していれば起こらない事故。一時停止はしたのでしょうが、それまで車をまったく認識してなかったので、車はいないという思い込みで発進したようです。
とは言え一時停止はカミサン側。相手側が優先でしたので、弁解の余地はありません。
相手の軽自動車は弾き飛ばされて田んぼに。それでも相手のドライバーさんには大きな怪我もなく、打撲で数回通院したくらいで済みました。車は廃車でしたが。
A6もフロント(主に冷却系)にかなりダメージがありました。A6はアルミボディですから、逆に軽自動車のほうがダメージが少なく見えました。でもA6もエンジンはかかりましたし、路肩に寄せたり、キャリアカーに積んだりは可能だったので、淡い期待を持ったのですが、修理屋さんの見立てでは修理代は百万単位でかかるだろうとのことでした。
そんなこんなで、ディーラーとも相談して、ワタシ史上最高の車、10年目のC6系A6 Avant 3.2 quattroは泣く泣く廃車となりました。
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2016/02/10 『ドナドナ』
取り急ぎカミサンの通勤車が何か必要です。
次は国産車の中古かな…。