ステルス

年明け早々、バタバタと話が進み、長年ワタシの相棒だったQ5を入れ替えることになりました。本当はもう少し先、来年の夏には納車後10年を迎えるので、その後で買い替えるつもりだったのですよ。でも、新型（現行）のQ5は、センターデフがセンタークラッチになり、通常走行時はFFになる、いわゆる例のオンデマンド4WDというものになっています。ワタシの嫌いな四駆方式。
Audiお前もか！

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だから次は、まだセンターデフ方式のSQ5あたりを（新車は買えない価格なので）中古で購入しようか、それともこの際、同じシャーシを共有するポルシェマカンあたりを（もちろん中古で）購入しようか、なんて目論んでいました。今考えると、まさしく取らぬ狸の皮算用、でしたね。予定より1年半も早い買い替えに、ワタシの財力が間に合いませんでした。

ならばA5の前期型あたりを中古で、とか考えていたところ、なんと思わぬところから横やりが入りました。

「あの車、良かったのにー」

まさか、おばぁのお気に入りだったとは。病院への送迎時には踏み台を用意しないと乗り込めなくて、散々口説いて（文句を言って）いたくせに。なんだかんだと文句を言っては、実はお気に入り、って…まぁ、この親にしてこの子（ワタシ）あり、ってことなんでしょう。

カミサンからも。
「タイヤが使えるね」
というダメ押しもあり。


てことで、なんとまたQ5（中古だけど）です。
それも同年式で同色（笑）！細かく言うと、新車登録は4か月ほど早い。
しかし、だ。



走行距離はまだ46,000km。前のQ5の4分の1足らず。ワタシが新車から2年ちょっと乗ったくらいの走行距離数です。と言うことは、逆に考えると、時間が7年巻き戻った、とも考えられる？
（ものは考えよう）



実際並べてみると、若干車高が高いのです。サスやブッシュ類がまだヘタっていないってことですかね。今回の買い替えで、足回りのヘタリは経過年数ではなく、走行距離によるってことがよくわかりました。

紛らわしいので新旧つけますが。
思えば旧Q5はこの数年、ハンドリングが緩い感じがしていました。センターでの座りが悪くなったと言うか…、遊びが大きくなったのかな。直進での修正舵が煩わしいと感じるほど。あーもうブッシュ類がヘタってるんだなー、とは思っていました。

それが新Q5ではすごい落ち着いてる。直進時のしっとりとしたステアリングの感じ。逆に、ステアリングが重いの？と思うくらいです。そして、ほんの微かな力加減だけでも、そのまま修正舵として反応します。その上さらに、路面のつぶつぶ感さえも手のひらに伝わってくるフィードバック。

これが、走行距離200,000kmと46,000kmの違いかー。
嬉しいと言うより、何だか感心してしまいます。

旧Q5も昔はこんな感じだったんだ。それだけ頑張ってくれたってことだね。
ありがとう。

新Q5…。
これからよろしくね。



同じ車種、同じ色、同じナンバー。
会社では「やっと修理から帰ってきたね」とか言われています。そう、家族以外は誰も車が入れ替わったことに気づいていません。このステルス買い替えは、大成功と言っても良いでしょう。いや別に隠したい訳じゃないけどね。


さて、9年で46,000kmの新しい（新しくはないか笑）Q5。これから走行距離がどう伸びていくのか、楽しみです。そして、新しいこの子の名前は…。

「シンQ5」「シン・キュースケ」です。
どうぞよろしくお願いします。

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