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老いるということ [今を生きる]

先日出張に行った帰りの話です。
出発間際の新幹線に飛び乗ったワタシ。
やれやれと空いている席に座りました。

窓際には先客の荷物が置いてあります。
不用心だなー。
駅に停車中に席を離れてたら、最悪、通路を通りがかりに荷物を持って、そのまま車両を下りてとんずらされてもわかりませんよ。
まぁ運良くワタシが隣なので、通りがかりに持って行かれないように見張っててあげますけど。

関連記事:
 2016/12/01 『目覚めると隣に若い綺麗な女性



そうこうしているうちに新幹線は走りだしました。
時間通りに次の駅、さらに次の駅に停車します。

ん?帰ってこないな…。
いつまでたっても荷物の主が帰ってきません。
さすがのワタシも心配になってきました。
とりあえずいろいろな可能性を考えてみます。

可能性1:
具合が悪くトイレにこもっている。
あるいは倒れている?

可能性2:
荷物を置いた後、ホームに降りて売店で買い物してるうちに乗り遅れた。

可能性3:
実は荷物は意図的に置かれたもの?
ドラマや映画だと大体が爆発物ってことが多いよね。
てってっ…テロ?


車掌さんが来ないかなーと見回すけど、こういう時にはなかなか来ない。
自分で行こうにも、自分の荷物を置いていくのは嫌だし、持って動くのも嫌だし。
非常ボタン押したら電車停まっちゃうしな。
駅とかに直接電話すれば良いのかな…。

もう次はワタシが降りる駅だよ。
ってところでちょうど車掌さんが通りかかりました。
早速呼び止めて。

「始発駅からこの荷物が置きっぱなしなんですが」

と伝えたところ、車掌さんは心当たりがあるようで。

「ご年配の方が、自分の席がわからなくなったと言って、ずっと車両の中を行き来していらっしゃるんです」

あらま。
そーいうことね。

しばらくすると車掌さんに連れられてご本人がやってきました。
70代半ばくらいのご年配ではありますがパリッとしたビジネスマン風な人です。いや実際ビジネスマンなのでしょう。
大変恐縮していましたが、それより何より、なぜ場所がわからなくなったのかがわからない、といった様子。
少しお話しましたが目的地は終点だそうで。
降りる駅を通り過ぎていなくて良かった。
それがちょっと心配でした。

でも、そのまま駅までは着けても、無事ご自宅までたどり着けたのでしょうかね。
席についてから携帯でメールかLINEかをしていた感じだったので、どなたかご家族に迎えをお願いしたのかもしれません。
いざという時に頼ることができる人がいるって大切ですね。

それにしても。
可哀想というか、残念というか。複雑な気持ちでした。
明日は我が身だよなーと思いました。

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お茶壷道中 [今を生きる]

江戸時代、徳川将軍家に献上する宇治茶を運ぶ行列を「お茶壷道中」と呼びます。
かなり格の高い行列らしく、大名ですら馬を下りて道を譲るほどだったらしいです。
お茶壷の行列が通る前は、付近住民にはたとえ農作業の繁忙期でも道路や道路脇の整備が強制されていたり。
行列が通る際には農作業を止めて道端に伏して行列を見送らないといけません。
たかがお茶っ葉にです。
まぁそれだけ将軍家の権威の高さを見せつけたかったのでしょう。

「茶壷に追われてどっぴんしゃん
 ぬけたらどんどこしょ」

童謡「ずいずいずっころばし」には、お茶壷の行列から逃げて家に隠れる様子、そして行列が去ってホッとする気持ちが、ユーモラスに歌われていますね。


そんなお茶壷道中ですが、今もイベントとして行われています。
中山道が通る宿場町、木曽の奈良井宿。
そして、気温の高い夏の間に茶壷を保管していたと云われのある、都留市谷村です。
奈良井宿のお茶壷道中は初夏。都留市のお茶壷道中は秋にあります。
先日と言うか、もう1か月も前になりましたが、奈良井宿のお茶壷道中を観に行ってきました。

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元々奈良井宿は、昔の宿場街道沿いの町並みを色濃く残した、とっても趣のある町並みです。
奈良井宿は全長1kmほどあり日本最長の宿場町だそうです。

朝早くに家を出て奈良井宿まで5時間!
木曽の山々は奥深いです(笑)。

実は奈良井宿のお茶壷道中には去年も来てました。
が到着が遅れたこともあり残念ながら行列を見ることはできませんでした(汗)。
その時は近くの駐車場がいっぱいで会場まで結構歩いたんです。
今年は早めに着いたので近場の駐車場の隅に停めることができました。

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なぜかSLも駐車中。
(ワタシの車、駐車枠からはみだしてますが誘導員の指示ですので:笑)

肝心のお茶壷道中ですが、ずっと例の4Kカメラで撮っていたのでiPhoneに写真が残っていません(汗)。
とりあえず撮れてた写真を何枚かと、動画から静止画を何枚かキャプチャしてみました。

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観ていた場所だと、行列が一度目の前を通り過ぎてから、途中で折り返してもう一度前を通ります。
二度目の通過がしばらくかかるのと、ちょうど時間になるのでお昼を食べることにしました。

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木曽と言えばやっぱり蕎麦でしょう。
丸いのは五平餅です。

五平餅って初めて食べました。
秋田のきりたんぽみたいにもっと餅や団子っぽいのかと思っていましたが、どちらかと言うと焼きおにぎりに近い?
外パリパリ、中フカフカで、美味しかったです。

お蕎麦屋さんは二階席だったので、折り返しのお茶壷道中は上から見下ろすことになりました。
世が世なら問答無用で切り捨てられるね~と笑いながらの観覧でした。



さて同行した息子くん。
夜には寮に戻らないといけません。
順調にいっても帰り着く頃には日が暮れてしまいます。
晩ご飯は何とかなるにしてもお風呂の時間が取れなくなりそうなので、途中で軽く汗を流して帰ることにしました。

最近は高速道路に温泉施設付きのサービスエリアがあるんですね。
息子がお風呂に入っている間、ワタシはフードコートで一息。
ミルクにアイスクリームとオレンジジャムみたいのがのってる期間限定のやつを。

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その後無事、息子くんを寮に送り届け、自宅に帰ったところでお土産のおせんべいを食べます。
かなり悩んで清水の舞台から飛び降りるつもりで買った辛子みそせんべい~!

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食べてみると想像と違くて。
どちらかと言うと甘じょっぱい感じでとっても美味しかったです。
こんなことならもっとたくさん買ってくれば良かった(泣)。
来年は忘れずに買ってこよう!

五平餅といい、辛子みそといい。
期待を良い方に裏切られたプチ旅行でした。
10月末には今度は都留市でお茶壷道中があります。
こちらはまだ行ったことがありません。
スケジュールを何とかして是非行ってみたいですね。

関連記事:
 2019/09/03 『大名行列と夏休み


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こんなこともあろうかと [時事ネタ]

ついに成功しましたね!
はやぶさ2、二回目のタッチダウン。
ニュースでは着陸って言ってますが何となく違和感があります。
やっぱりタッチダウンがしっくりきますね。

世界初の快挙。
小惑星の地中の物質採取。

そういや今回の成功にもいろいろな裏話があったようです。

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二回目のタッチダウンの降下場所がなかなか決められず困っていた時。
地表の調査を行っていたはやはぶさ2が異常を感知して緊急上昇したことがありました。
それ自体はセンサーの誤動作だったわけですが。
その際に撮影した光学写真に、たまたま写っていた地表。
そこが最適なポイントということで、今回の着地場所に決まったそうです。

これをただの偶然と言ってしまえばそれで終わりです。
でも、この緊急上昇時に光学写真を撮る、というのは、あらかじめプログラミングされてたってことなんです。ここが大切なんですね。
そもそもこのプログラムを組み込んだ人は、金星探査機あかつきにたずさわっていた人だそうです。
あかつきは当初金星の周回軌道投入に失敗したのですが、軌道投入後に写真を取る予定だったあかつきは、以後数年間、写真を一枚も撮影することができませんでした。

その悔しさがあったため、今回は何かあったら何が何でも撮ってやろうと、このプログラムを組み込んだのでしょう。
この執念がタッチダウン候補地の決定を引き寄せ、ひいては二回目のタッチダウン成功をもぎ取ったのだと思います。

一見順調に見えることも、その裏では緻密で繊細で周到な準備があってのことなんだな、と改めて思います。

タッチダウン二回目成功。
おめでとうございます。

サンプルリターンがプロジェクトの最終目標。
無事の帰還を楽しみにしています。
早く帰っておいで~っ!


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井戸掘り [今を生きる]

あっという間に令和元年も半分過ぎてしまいましたね。
何だか忙しいような忙しくないような?
ここのところあまり気分が乗らずblogから離れていました。
でもこのままでは1か月も間が空いてしまいそうなので、今までにあった出来事をかいつまんで記事にしていこうと思います。


まず…。
ずうっとやろうやろうと思ってて出来なかったんですが。
ついに。

井戸を掘りましたっ。

IMG_5569.jpg

工事スペースがなくてギリギリでした。
これで水が出なかったらどうしよう(汗)と思っていましたが、何とか良い水が出て良かったです。

合わせて屋根の工事も。
瓦を下してトタン屋根になりました。
井戸の水を屋根に流して融雪に使用します。

これで今年の冬からは雪掘りしなくていいことになります。
長年、死にそうな思いをしながら雪掘りをしてた日々とはオサラバです。
まずはひと冬様子をみてみます。

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